連続テレビ小説「花子とアン」第77回「その恋、忘れられますか?」【第13週】

聡文堂

はな「この挿絵 本当にすてきです。」

郁弥「これ 誰が描いたと思います?」

はな「えっ? 無名の絵描きさんですか?」

郁弥「まあ そんなところです。」

(電話の呼び鈴)

梶原「安東君 電話出て。」

はな「はい。」

英治『あ… 花子さんですか。 村岡です。 もしもし?』

はな「はい。 ご用件は?」

英治『今夜 仕事が終わってから 会えませんか? 大事な話があるんです。』

はな「お話なら 今 伺います。 何でしょうか?」

英治『いえ 会ってお話ししたいんです。 今夜は ご都合悪いですか?』

はな「いえ…。」

英治『では6時に カフェーで。』

はな「分かりました。」

梶原「電話 終わったんじゃないの?」

はな「あっ… はい。 す… すいません。」

<再び はなの心臓は パルピテーションの嵐を起こしていました。 ごきげんよう。 さようなら。>

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