ふじ「お父やんは 随分と頑固で…。」
吉平「本当に許してくれたのは おじぃやんが亡くなる間際だ…。」
ふじ「ほんなに待ってたら はなは おばぁやんになっちもう。 英治さん。 今のうちに もらってやってくりょう。 はなのこん 幸せにしてやってくりょう。」
吉平「英治君。 頼む。」
英治「はい。」
はな「ありがとう…。 ありがとうごいす…。」
教会
図書室
(鐘の音)
英治「ここが 花子さんの一番好きな場所ですか。」
はな「はい。」
英治「そうだ 花子さん。 ここで 結婚式をやりましょう。」
はな「結婚式?」
英治「はい。 この甲府で。」
<甲府で結婚式? さて どんな式になるのでしょう。 ごきげんよう。 さようなら。>