連続テレビ小説「花子とアン」第94回「あなたがいる限り」【第16週】

玄関前

吉太郎「村岡さん。 しばらく両親がお世話になります。 よろしくお願いします。」

村岡「こちらこそ。」

ふじ「吉太郎。 体に気ぃ付けるだよ。」

吉太郎「大丈夫だって おかあ。」

花子「兄やん。 また いつでも 遊びに来てくりょう。」

かよ「お店にも来てくりょう。」

吉太郎「ああ。 ほれじゃあ。」

吉平「見違えるほど 立派になったじゃんな…。」

<数日後 村岡家に またもや 珍しいお客様が いらっしゃいました。>

玄関

花子「醍醐さん いらっしゃい。」

醍醐「はなさん。 ごきげんよう。」

花子「ごきげんよう。 どうぞ。」

醍醐「どうぞ。」

ブラックバーン『こんにちは』

花子「てっ…。 ブラックバーン校長… スコット先生…。」

ブラックバーン『ごきげんよう はな』

スコット『お久しぶりです 赤ちゃんに贈り物です』

花子『ありがとうございます』

ブラックバーン『はな あなたが夢をかなえたことは 私たちの喜びです』

醍醐「修和女学校の小さい人たちは みんな はなさんが翻訳した童話を 読んでるんですって。 はなさんの赤ちゃんにも 会いたいっておっしゃるから お連れしたの。」

花子『どうぞ 中へ』

居間

ブラックバーン「Peekaboo!」

醍醐「あんなに おちゃめなブラックバーン校長 初めて見たわ。 ブラックバーン校長も 赤ちゃんには甘いのね。」

花子「そうみたいね。」

醍醐「あ~あ 私も あんなにかわいい赤ちゃんが 欲しくなったわ。」

花子「はい これ。 次号の原稿です。」

醍醐「ありがとうございます。 きっちり締め切りを 守って下さるから 大助かりです。 これからも よろしくお願いしますね。 村岡花子先生。」

花子「英治さんが 締め切り厳守って うるさいから…。」

醍醐「はいはい。 ごちそうさま。」

(歩がぐずる声)

醍醐「歩ちゃん 急にどうしたのかしら?」

(ぐずる声)

花子「おっぱいは さっき あげたし… おしめでも なさそうだし…。 歩… 歩…。」

ブラックバーン「Go to bed.」

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