吉平「ほう! ロンドン。」
郁弥「あっ ところで 兄と花子さんの 結婚式は 感動的でしたね。 実は 僕も 甲府で結婚式を 挙げたいと思っているんです。」
吉平「ああ… ほりゃあいい。 相手は どんなお嬢さんでえ?」
2人「てっ! かよ!」
田中「やるんだろ?」
龍一「ああ。 やる。 計画は 既に練ってある。 あとは 彼女が東京へ来る時 実行に移すだけだ。」
荒井「持たない者が 持つ者から奪う…。」
田中「いつだ?」
龍一「3日後の夜だ。」
荒井「だが 石炭王から訴えられたら…。」
龍一「そんな事が怖くて あの人を愛せるか。」
嘉納邸
嘉納「はなちゃんとこの子に 祝いを買うたとか。」
蓮子「ええ。」
嘉納「うれしそうやな。」
蓮子「だって 3日後の今頃は はなちゃんと赤ちゃんに 会えるんですもの。」
<花子の全く知らないところで ついに 蓮子と龍一の駆け落ちが 実行されようとしているのでした。 ごきげんよう。 さようらな。>