連続テレビ小説「純と愛」106話「おもいよとどけ」ネタバレ

愛「どうして 出てきてくれなかったんですか? お義母さんと話しがあったんじゃないんですか?」

善行「もう あいつと話すことなんかない それよりな これ。」

愛「はい。」

善行「これ これを あいつに渡しといてくれ それでな 好きにせえと そう伝えといてくれ。 ほい さらばじゃ。」

離婚届けを破る愛

善行「こら こら こら! なにをすんねん お前は?」

愛「あ いや 好きにしていいって おっしゃったんで。」

善行「誰がお前の好きにせえと 言うたんや?」

愛「でも お義父さんも本当は こんなもと出したくないんじゃ?」

善行「んなことあるかい。」

愛「ウソつかないでください。」

善行「おい おい。」

愛「はい。」

善行「お前な なんでもな 上から物を言うな。 俺だってな年の功や お前 人間の本性くらい見抜けるわい。」

愛「あ 山田さん。」

山田「あの… 私も 認知症に良い料理を作ったんで おかあさんに食べてもらおうと思って。」

愛「ああ ありがとうございます。 助かります。 あ ちょっと待ってください。」

山田「え?」

愛「お義父さん じゃあ この人の本性 わかりますか?」

善行「そりゃ お前 こちらの方はお前 見たまんまや。 清楚で 清純な方や な?」

愛「この人は 本当は悲しい人です。」

山田「え?」

愛「どうしてか わからないですけど 永遠の愛なんて この世にはないと思っているんです。 だから 純さんと僕の間を壊したくて 僕を誘惑したりしてるんです。」

逃げるように去る山田

ダイニング

愛「お義父さん どうぞ。」

善行「お前 なんで なんで そんな お前 女みたいな真似が出来んねや?」

愛「お義父さん 生まれ変わるとしたら 男の人がいいですか? 女の人がいいですか?」

善行「決まってるやないか 男や。」

愛「僕も純さんと出会うまでは そうでした。 でも今は女です。」

善行「なんでや?」

愛「だって 男に人はずぼんしかはけないけど 女の人は ズボンとスカート どちらもはけるんですよ。 凄くないですか?」

善行「言うてる 意味がわからん。」

愛「男って つまらないプライドや見栄があるから ダメな気がするんです。 所詮 女の人がいないと なんにも出来ないんだから…」

善行「俺はな もう お前みたいな 考え方は出来へん ああ 俺は俺のまんまや。 何百キロも何千キロも歩いてきたんや。 こっから引き返すことは 出来へん。 そんなら行くわ。」

愛「お義父さん ちょっと待ってください。 少し 少し 待ってください。」

善行「なんや?」

愛「お義母さんが 昔おとうさんからもらったのよ って嬉しそうな顔で 何度も何度も僕に読んでくれるんです。 その頃の気持ち 今も全然 変わってないんじゃないですか?」

手紙『晴海さんは 美しい人です。 あなたが一緒にいてくれたら 僕はもう 何もいりません。 晴美さんが 今のまま 宮古の海のような美しい心で 僕を愛してくれさえすれば。 晴美さん 僕を愛してくれませんか。』

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