久世の部屋
純「お客さん! 起きてください 火事なんです!」
久世「うるさいな…。」
純「火事です 起きてください。」
久世「うん?」
純「早く 逃げますよ 早く。」
リビングルーム
サト「外に出て 危ないから。」
純「大丈夫ですか?」
玄関前
愛「純さん 純さん 純さん大丈夫ですか?」
純「私は大丈夫だから お客さん! 消防車は?」
サト「それが ここまで 入って来れないとか言ってて。」
愛「え? とにかく とにかく 下がってください!」
純「ちょっと。」
愛「純さん! 純さん! 純さん! やめてください。」
純「ちょっと 里やがなくなっちゃう。」
愛「純さん 純さん!」
サト「社長 もういいよ。」
愛「純さん。」
純「燃えちゃう。」
愛「純さん 純さん!」
消防員「道を空けてください。」
純「早く 火消してください。」
消防員「今車を止めたところから ホースを伸ばしていますから。」
純「はい。」
サト「お願いします。」
忍「女将さん 三線は?」
サト「え? あ 忘れた。」
忍「どこですか?」
サト「いいよ 別に。」
忍「ダメですよ 旦那さんに絶対手放すなって言われたんだから。」
サト「そうだけど。」
忍「女将さんの部屋ですね?」
サト「ちょっと やめなって!」
純「セニョールさん!」
愛「セニョールさん!」