サザンアイランド
ロビー
純「予定通りホテルはオープンするつもりなので 色々大変だと思うけど みんな協力お願いします。」
正「俺たちはいいけど 大丈夫なのか?」
純「そうした方が 手術もウマくいって 愛君も治るって そう信じることに決めたから。」
純「それとね 愛君と話しててオープンに向けて やらなきゃいけないことが たくさんあるってことがわかったの。 まずは ホテルの名前は『サザンアイランド』に決めたから 剛 看板とかロゴとか作ってくれるかな?」
剛「わかった 任せて。 俺 すっげえ いいの描くから。」
純「あとね 悪いんだけど『ホテルはこちらです』みたいな看板も たくさん作ってほしいの。」
剛「うん わかった なんか大変だな。」
羽純「なら 私 手伝うよ。 あ いや もちろん ほかのこともちゃんと やるからさ。」
剛「ありがとう。」
純「じゃあ パンフレットとか チラシとか作って 旅行会社とか お土産屋さんに持っていこうと思ってるから それも手伝ってくれるかな?」
羽純「了解。」
あゆみ「私も手伝うからね。 ビューティーサロンの準備だけじゃなくて。」
純「ありがとう あゆみさん。」
正「なあ 純。」
純「うん?」
正「俺にも なにか出来ることはないか? マッサージルームの準備は すぐ終わるんだけど。」
純「あ じゃあ 外のさ雨どいが壊れてるのと あと子供用のイスが足りないのとか そういう大工仕事的なものがたくさん あるから それ お願いできるかな?」
正「わかった。」
純「うん。 それで お姉ちゃん 悪いんだけど 愛君が元気になるまで 料理作ってくれるかな?」
マリヤ「もちろん 愛君のためにも頑張るね。」
純「ありがとう。」
誠「純さん。 ウチにも なんかやらせて。」
純「でも 誠ちゃん 神戸に帰って自分が本当にやりたいこと 見つけたいって言ってなかった?」
誠「愛ちゃんが心配やから。」
純「わかった。 じゃあ DM書かなきゃいけないから それの宛名書き手伝ってくれるかな?」
誠「うん わかった。」
純「みんな よろしくお願いします。」
一同「よろしくお願いします。」
晴海「愛さん 頑張ってるね。」
正「母さん 俺は正だよ。」
晴海「あら ごめんね。 ああ 愛さん ここにいたの?」
剛「お母ちゃん。 俺は 剛だよ。」
晴海「あら 残念。 愛さんはどこにいるの?」