純「大丈夫?」
愛「ふっ…」
純「なんで笑ってるの?」
愛「ああ 生きてて良かった… って思って。」
純「なにそれ?」
愛「だって 僕が死んだら純さん悲しむから。 僕が死んだら 僕より純さんの方がツライから。」
純「なに言ってるの? っていうかね 私わね 怒ってるんだらね。 先生も言ってたでしょう? 今まで相当 脳に負担がかかってたハズだって。」
純「最近 愛君困った時になったら 頭こうやって 押さえてたけどさ それ そうだったんでしょう? なんで ちゃんと言ってくれないのよ?」
愛「すみません。」
純「お義母さんとお義父さんに連絡してくる。 まだ連絡ついてないから。」
愛「純さん。」
純「うん?」
愛「2人に連絡するの少し待ってもらえませんか?」
純「どうして?」
愛「やっと家族4人で話せて みんな ツライことから やっと解放されたのに 僕のせいで心配かけたくないんです。 こんな姿見せて。」
純「でも ずっと黙っているわけにはいかないから。」
愛「お願いします。」
純「わかった…。」
愛「それと もう1つ お願いが…。」
純「なに?」
愛「ホテルは予定通り オープンさせてください。 せっかくおじぃのホテルの名前を作って決めたのに 僕のせいで延期してほしくないです。」
純「でも…」
愛「お願いします。」
純「わかった…。」