連続テレビ小説「純と愛」144話「あいしてる」ネタバレ

愛「純さん もし僕が死んだら…。」

純「ちょっと やめてよ。」

愛「聞いてください。 どうしても約束してほしいことあるんです。 もし 僕が死んじゃっても 絶対に ホテルのオープン中止にしないでください。」

純「なに言ってんの? だって いと…」

愛「大丈夫です。 みんながついてます。 みんな 本当にステキなホテルマンになりました。 みんな なにがあっても 純さんのことを 信頼して支え続けてくれます。 違いますか?」

純「そうだけど。」

愛「僕はもう 死ぬのは怖くありません。 だって 僕が生きた証を残すことが出来たんですから だから純さん もし僕が死んでも 泣いたりしないでください。」

純「わかった… って言いたいけど やっぱ無理 ねえ だって愛君が死んだら どうしたらいいのよ。 だって 愛君が死なないって信じてるし。 病気だって治るって信じてるから それまで泣かないって決めたのに。」

愛「神様はこういいたいのかもしれません。 どんなに愛し合った者も いつかは 別れないといけないんだって 残された方は どんなにツラくても 生きていかなければ いけないんだって。」

純「なにそれ。 そんなの信じたくないから てかね 神様なんか いなんだよ 神様がいたら愛君みたいな人を こんなひどい目に遭わせるわけがないし。」

愛「純さん。」

純「なに?」

愛「僕は神様いると思うな。 でもね みんなが思っているような 全知全能な神様じゃなくて なんか もっと ちょっとしたことしか出来ないんですよ きっと神様 野球の神様みたいに なんか みんながホームラン打ってくれって思ってる時にホームラン打たせちゃうとか。」

愛「相性にいい男女を運命にいたずらで出会わせるチャンスを与えるとか。 純さんと僕が『ドン』って ぶつかって初めて出会った時みたいに てかね あんまり 神様に期待しちゃダメです。」

愛「願いが叶わなかったからって 恨んだりしても無駄です。 結局 僕たちの人生を決めているのは自分自身の意志と信念しかないんですから。」

純「愛君は 納得してるの? 自分の運命に?」

愛「はい! …って言いたいけど やっぱ無理だな。 なんかね 入院してから ずっと 心の中で叫んでます。 なんで 俺が死ななきゃいけないんだろうって。 なんかね ドンドン ドンドン イヤなヤツになってるんです。」

愛「こないだ 俺のほかに もっと死んだ方がいいヤツなんていっぱい いんじゃないかな?って なんか ドンドンと臆病になってます。 なんかね 今なら純の気持ちわかるんです。」

愛「あいつ死ぬの怖かっただろうなって。 なんかね  純さん帰ってから いつも 今みたいに 1人でメソメソ泣いてるんです。 もっと 純さんと一緒にいたいなって 離れたくないなって もっと いっぱい もっと  いっぱい純さんと話したいなって。」

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