晴海「ありがとう。 うん。」
純「美味しくないですか?」
晴海「ウチの味付けと一緒。 ウチの家族見る?」
純「はい。」
晴海「これが私で これが父 それから これがね えーと…」
純「ご主人の善行さん。」
晴海「あ そうそう でね これが え?」
純「長男の正さん。」
晴海「ああ! そうそう で これが あ…」
純「次男の 剛君。」
晴海「そうそう それでね これが…」
純「長女の 純さん。」
晴海「ああ そうそう。 この子がね やんちゃでさ 男の子みたいだから 大きくなって結婚出来るか心配で。」
純「それは 大丈夫です。」
晴海「そうかね? 良い人見つかるかね?」
純「はい きっと。」
晴海「そうね? だったら安心ね。」
純「肩揉みましょうか? よかったら 疲れてないですか?」
晴海「ええ 本当に あなた おかあさんは?」
純「とっても優しい母がいます。 そこにいるだけで みんなが笑顔になる ウチの家族の誇りです。 私は そんな母に文句ばっかり言って苦労ばっかりかけて 全部… 全部… 全部 私のせいなんです。」
晴海「そんなことないさ。」
純「え?」
晴海「あなたは愛をいっぱい いっぱい持ってるよ。」
純「お母ちゃん お母ちゃん。」
キン「やっぱり ここにいたさ 晴海ちゃん。」
晴海「え?」
「探したよ。」
晴海「あら じゃあ 帰ろうかね。」
純「ああ ありがとうございました。」
キン「晴海ちゃんのこと 心配しなくていいから あんた頑張って!」
純「ああ はい。 すみません ありがとうございます。」
晴海「ああ! ここ また来てもいい?」
純「え?」
晴海「だって ここ 魔法の国でしょう?」
純「はい。」