ロビー
純「じゃあ これお願いします」
男「お預かりします」
水野「お疲れ様」
純「お疲れさまです」
水野「何かあった?」
純「え? いや」
水野「もしかして 愛と別れたとか? そっか それなら よかった どう考えても あいつは君のこと 幸せに出来るとは思えないし」
人が気にしてること ズケズケと
純「あの… 水野さんは」
水野「ん?」
純「一体 なんのために 生きてますか?」
水野「え?」
私は何を
純「だから あの 愛くんは 愛くんは 双子の弟さんを 病気から 救う事が出来なかったから 自分を責めてるんです それから ずっと どうしたら いいか分かんないんです 自分が 何のために生きてるのか きっと 8年間 毎日が 暗くて 辛くて 明日が来るのが 怖かったんです」
ネットカフェ
待田家
誠「愛ちゃん ほんまにもう ウチに帰ってこうへん気?」
愛「うん」
誠「なんで 許せるん? あんな鬼みたいな人?」
愛「俺に怒ってる時も 母さんの顔 もう ボロボロに疲れてた 顔中 傷だらけだったんだよ もう壊れそうなくらいに 辛そうに泣き叫んでた だから もうこれ以上 苦しめたくなかったんだ 誠」
誠「なに?」
愛「お母さんのこと よろしくな」
ネットカフェ
レジ
愛「すみません 今までの分 清算おねがいします」
男「あ はい もう 来ないんですか?」