結婚式当日
おいおい なんで あんたが泣くんだよ これで 借金返せると思って 嬉しなきか?
神父「まずは 新郎の伺います 狩野正 あなたは この女性を妻とし その命の限り 堅く 備えをまっとうすることを誓いますか?」
誓うな 誓うな
正「誓います」
神父「もしこの結婚に 異を唱える者があれば 今名乗り出よ さもなくば 一生その 口を閉じよ」
愛「いいんじゃないですか 言っても」
純「ちょっと 心読まないでよ また」
愛「すみません でも純さんがどうしても そうしたいんなら」
マリヤ「意義あり!]
正「マリヤ!」
マリヤ「正 私と結婚して あなたは 父親なの この子の」
正「あ いや」
マリヤ「家族 3人で 一緒に暮らそう 私が あなたを幸せにしてあげるから」
「狩野さん 一体 どういうことですか?」
善行「えらい すんません えらい すんません あの女とはね もう とうにね とうの昔に切れとるうんですわ えらい すんません 今すぐにね この場から たたき出しますから ちょっと待ってください 晴海 手伝え」
晴海「でも…お父さん」
善行「手伝え くそ!」
晴海「お父さん」
善行「あんたね」
純「ちょっと お兄ちゃん ほっといて いいの?」
善行「純!」
純「まだ マリヤさんのこと好きなんでしょ」
正「いや… 俺はマインド的には…」
純「まだそんなこと 言ってんの? あんたね そんな言葉でね 気持ちが伝わると思ってんの?」
善行「純! お前 いい加減にせえ」
純「あんたの名前は『正』でしょ 今くらい 正しいことやれよ! 正!」
善行「お兄ちゃんを呼び捨てにすんな!」
善行「正! 正!」
正「マリヤの ネックレスが曲がってるんだ 俺が直さなきゃ」
晴海「ちょっと ねえ カメラはいいから ちょっと 剛!」
おじぃ やったー ラブストーリーだわ まるで
純「戻ってくんなー!」