研修
純「失礼します」
おじぃ 入社式が終わって 研修が始まったけど
桐野「おはようございます」
なんかウソっぽいんだよな こういうの それより 早く現場に出させてくんないかな
びっくりしたー なんか 怖いこの人
客室
「この角はきちっと合わせて 中に引き込みます じゃ どなたか やってみますか?」
純「じゃ 私! 狩野がやります」
純「手を左に?」
「まっすぐにして 下を巻き込む」
純「下?」
「あなたが噂の社長さん?」
バス乗り場
皆川「お客様の荷物をフロントまで運んでください 社長 女の子だからって ズルしないで」
道中
純「(ため息)」
おじぃ 社長になる目標を持つことって そんなにいけないこと なのかな?
オオサキプラザホテル
ロビー
田島「よっ 社長」
池野「大丈夫ですか?」
水野「君はすっかり有名人みたいだね」
純「はは… はい…」
水野「頑張って 僕も思いは同じだから やるからには 上を目指すのは当然だし」
純「ありがとうございます」
水野「じゃあ また」
なんだ こういう人もいるんじゃん しかも ちょっと イケメン君だし
レストラン
純「あの これ お水です」
「姉ちゃん よく気が付くね」
純「いえいえいえ」
「ありがとう」
純「肩こってらっしゃるんですか? よかったら私 揉みましょうか?」
「悪いな」
純「どうですか?」
「ええ 気持ちや お姉ちゃん 上手いな」
宿泊部
桐野「一体どういうつもり? お客様の肩を揉むなんて」
純「え? いや 辛そうだったんで つい」
桐野「あなたが 余計なことをしたら 迷惑する人間がいるんです ホテルに マッサージもいるし」
純「そうかもしれないですけど でも お客さんは すっごく喜んでくれました」
桐野「ここで働きたいなら 余計なことをせず 指示されたことだけをすればいいの お客様のサービス決めるのは あなたじゃない ホテルなんだから」
純「ちょ ちょ ちょっと待って下さい」
桐野「会社に入ったら ルールに従うのが当たり前です それが嫌なら 辞めることね 皆さんも オオサキの一員として 責任ある行動をとるように」
一同「はい」
わからない なんでいけないの? 自分を殺せってことなのかな?
回想
愛「あなたは ずっと そのままでいてください 純さん」
あれは どういう意味なのかな?