式場
晴海「あ! 純! ねえ なんとかしてよ。」
正「中にいるイケメンに立ち合い人をしてもらえば 正式に結婚出来るとか言ってるんだけど。」
純「イケメン?」
正「うん。」
純「水野さん! 水野さん シビルウェディングミニスターっていう資格持っていて 牧師さんの代わりが出来るんだよ! お兄ちゃん どいて! ちょっと 待った!」
誠「それ以上 来んといて!」
純「誠ちゃん 冷静になってよ。 剛と結婚しても ロクなこと一つもないよ。 末っ子で甘やかされてたから 趣味は食って寝ることだし 恋愛もバイトも一か月以上続いたことがないし それからそれから… 中学生の時までね ウンコ漏らしてたんだからコイツ。」
剛「ちょっと! そんなことないよ誠ちゃん。」
誠「そんなの 全然構へんし! ほら! すんません あの人達 放っておいて始めてもらって いいですか?」
水野「申し訳ありませんが お二人に意志なので それでは…」
おじぃ ど どうしよう!
水野「それでは 狩野剛さん 待田誠さんの結婚式を執り行いたいと思います。」
愛「純さん!」
純「愛くん ちょっと 誠ちゃん 止めてよ。」
愛「いや それより こっちも大変なんですよ。」
純「何よ?」
愛「お義父さんが…。」
純「何? 逃げられたの? もしかして?」
愛「いや そうじゃなくて 契約先に人が部屋に来ちゃって…」
回想
善行「こちらでございます。」
愛「え? あれ? お義父さん?」
純「部屋の中でウチのホテル売る契約しようとしてるわけ?」
愛「早く純さん来て止めて下さい。」
純「いや だって こっちの方もあるし。」
水野「あなたは待田誠さんを妻とし…」
純「ああ もう どうすんのよ。」
おじぃ 助けて もう いっぱい いっぱいでわかんない。