連続テレビ小説「カーネーション」第137回「宣言」【第24週】

あらすじ

糸子(夏木マリ)のブランドの準備が始まり、譲(川岡大次郎)や栄之助(茂山逸平)らが毎日店に通ってきて、デザインを詰めていく。孝枝(竹内都子)は商社マン・守(藤間宇宙)のビジネス指南についていけず、泣きだしてしまう。和服の反物の柄を生かしたドレスなど、アイデア勝負で上質な洋服を作ろうとする糸子だが過労で倒れてしまい、里香(小島藤子)は心配する。宣伝を考えた守は、今や有名なデザイナーの三姉妹を挙げる。

137ネタバレ

小原家

リビング

糸子「ほんな分けでな これから 娘らの手伝いは 一切せんでええ。 そのかわり 新しいブランドの仕事が どっと始まる事になる。 慣れん事やし 立ち上げは ほんまに大変やろうけど どないか頑張って ついてきてほしいんや。 よろしゅう頼むわ。」

孝枝「そら! そらそら 先生が そない決めてんやったら うちら もちろん できるかぎりの事します。 なあ!」

浩二「はい。」

糸子「おおきに…。 けど ほんまに大変やさかいな。 あんたらは 最近の この のんびりした店しか 知らんやろけど あんたらの前の2人ちゅうたら…。」

回想

昌子「もう!」

糸子「痛い…。」

昌子「先生 ええかげんにして下さい!」

<どんなけ 声 からして うちに 文句ばっかし 言うてたか…>

2人「無理です!」

回想終了

孝枝「ほんな 先生に 文句なんか なあ?」

浩二「はい。」

孝枝「うちら 心から 先生の事 尊敬してるんですわ。 黙って ついていくだけですわ。」

<ちゅうて 言うてくれてた 孝ちゃんでしたが>

オハラ洋装店

糸子「体系 崩れた 年寄りでも おしゃれに見せるんは こうゆうラインが ええんや。」

譲「でも これ ちょっと 形 凝り過ぎ ちゃいますか? 作んの 大変ですよ。」

糸子「何 言うとんね?! そこが 工夫のしどころやないか。 ええもん 作らんと 売れへんで!」

高山「あのね プレタは オーダーと違って 金になるまで 時間がかかるの。 ね? 大体… 生地代 付属品代 工賃 人件費 営業費 広告費 運搬費 その他諸経費。 ね! 月末払いどころか 銀行からの 融資だって必要なぐらいなんです。」

孝枝「ちょ ちょ ちょ… 分かれへん もっかい言うて下さい。 それは あれ? 借金せなあかん ちゅう事?」

高山「借金はしなくても いいんだけど 今までとは 違うんだから 生地屋さんに 10日締めの 翌月末払いにしてくれって だけの話!」

孝枝「え 何で?」

高山「はああ~!」

(舌打ち)

孝枝「はあ?! お宅 今 舌打ちしました?」

高山「してません。」

孝枝「嘘や! した! 舌打ちしたわ!」

高山「してません。」

孝枝「したやん! したって 言いや! あんた したやろ!」

糸子「ちょっと! どないしてん? 孝ちゃん。」

孝枝「先生。 うち もう無理です!」

糸子「ん?」

孝枝「うちみたいな おばちゃんに そない新しい事 じゃんじゃか言われたかて 無理なんです! ついていかれません!」

糸子「守。」

高山「はい。」

糸子「あんた また きつい言い方 したんやろ?」

孝枝「舌打ちしたんです。」

糸子「舌打ちした あかん。」

高山「は~い。」

孝枝「前のまんまが よかったです 先生。 こんな嫌な思い した事ないわ。 前の平和な店に 戻りたいです。」

糸子「まあまあ そう言わんと 座り。 なっ。」

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