あらすじ
北澤(加藤慶祐)と話し込んでいて女学校の門限を破ってしまったはな(吉高由里子)は、ブラックバーン校長(トーディ・クラーク)の怒りを買い、罰として学校中の大掃除を命じられる。年末で人がほとんどいなくなった校内を、白鳥(近藤春菜)に厳しく指導されながら一生懸命掃除するはな。一方、茂木(浅田美代子)は孤児院の牧師から、はなが門限に遅れた本当の理由を知り、それを聞いたブラックバーンは一計を案じる…。
15回ネタバレ
孤児院
北澤「花子さんのお父様は 貿易会社を 経営なさってるんですね。」
修和女学校
正門前
はな「実は… 私 給費生…。」
(鐘の音)
はな「てっ! 大変だ。 門限破っちまった!」
北澤「えっ?」
<見えを張って 嘘をついてしまった はなは 本当の事を打ち明けようとして 今度は 門限破り。 はなの初恋は 一体 どうなってしまうのでしょう?>
はな「どうしよう…。」
茂木「はなさん? あなた…。」
はな「校門が閉まっていたので…。」
富山「泥棒のように 柵を乗り越えるとは!」
はな「申し訳ありません!」
校長室
はな「申し訳ありません!」
富山「給費生が門限を破るなんて あってはならない事です。」
茂木「あなたは 皆さんのご寄付のおかげで ここで学ぶ事ができるんですよ。」
ブラックバーン『なぜ遅れたのですか』
はな『送ってくれた人と 少し話し込んでしまって』
ブラックバーン『それは男の学生ですか?』
はな「『はい』 『Go to bed for eber and eber』ですね…。」
ブラックバーン『待ちなさい、はな そんな軽い罰で 済むと思ってるんですか』
富山「『校長、 最も重い罰を』 停学か 退学か。」
廊下
<今日から 冬休み。 生徒は みんな うちに帰りますが はなは 今年も一人さみしく 寄宿舎に残ります。 それどころか とんでもない 冬休みになりそうです。>
3人「よい お年を。」
はな「よい お年を。」
醍醐「はなさん! どうしたの? その恰好。」
はな「門限を破った罰として 学校と寄宿舎の大掃除を 命じられました。」
松平「たった一人で大掃除なさるの?」
畠山「お気の毒に…。」
醍醐「はなさん。 一緒にお手伝いしたい気持ちは やまやまだけど ご存じの通り お掃除は 大の苦手なの。」
はな「お気持ちだけで 結構よ。」
醍醐「それに 両親が ロンドンから帰国したの!」
はな「あら! よかったわね。 じゃあ にぎやかなお正月ね。」
醍醐「じゃあ ごきげんよう。」
2人「ごきげんよう。」
はな「ごきげんよう。 皆さん よい お年を。」