連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第100話「1994-2001」【第21週】

そば処・うちいり

「お待たせしました。 いらっしゃいませ。 お好きな席に どうぞ。」

すみれ「あら 榊原じゃない。」

榊原「すみれさん!」

大月家

居間

ひなた「頂きます。」

テレビ・すみれ『え~ この度は…』。

ひなた「うん? すみれさん?」

すみれ『え~ 私 美咲すみれと 星川凛太朗さんは 離婚する運びとなりました』。

ひなた「ん~!?」

『離婚届の提出は いつでしょうか?』。

テレビ・すみれ『今朝 星川さんが出されたと…』。

そば処・うちいり

すみれ「破天荒のやつがさあ 全然 破天荒じゃなかったのよ。 あいつのドラマがね 『破天荒将軍』が 終わった時に 言われたわけ。 そろそろ『水無月ぼたん』のシリーズも やめてくれないか。 家事に専念してくれないかって。 『水無月ぼたん』のシリーズが 絶好調の時によ? どっからどう見たって ジェラシーじゃない?」

榊原「あっ はい。 そうですね。」

すみれ「ねっ 焼きみそ切れてるわよ。」

榊原「すんません。」

「はい。」

榊原「焼きみそ 1つ。」

「少々お待ちください。」

すみれ「あれ? あんた 全然飲んでないわね。」

榊原「あっ いや ちょっと 今は…。」

すみれ「榊原にしとけば よかったなあ…。」

榊原「えっ!?」

すみれ「ヘヘッ… あんただもんね 私を復活させてくれたの。」

榊原「いえ。 それは 監督さんらの力であって 僕は何も。」

すみれ「フフッ そういう謙虚なとこも 破天荒とは大違い! 美咲すみれ 一生の不覚。 あんたにしとけば よかった。」

榊原「いや… あの~…。」

大月家

居間

すみれ『この度は お騒がせして申し訳ありませんでした』。

ひなた「何か… 胸騒ぎがするのは なぜだろう…。」

すみれ『星川さんには 本当に感謝していますし…』。

そば処・うちいり

「焼きみそです。」

榊原「あっ すんません。 ありがとうございます。」

大月家

居間

ひなた「もしかして… もしかして… もしかして これが 恐怖の大王!?」

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