連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第8話「1939-1941」【第二週】

河原

安子「わあ… 本当に似とるなあ 旭川に。」

稔「そうじゃろ。」

安子「あっ 本当じゃあ。 潮の香りがする。 It smells like the ocean.」

稔「おっ!」

安子「フフフッ 『基礎英語講座』で覚えました。」

稔「本当に毎日 聴きょうるんじゃな。 日が暮れたら寒いよ。 Sunset. A beautiful sunset. Do you see that beautiful sunset?」

安子「Yes, I do. I see a beautiful sunset over the river.」

稔「じゃあ 気を付けて帰ってね。」

安子「あっ…。」

稔「ああ 着ていって。 それじゃあ またね。」

安子「はい。 ありがとうございました。」

列車

(汽笛)

(汽車の走行音)

安子「(すすり泣き)」

駅員「岡山 岡山。」

安子「(すすり泣き) すんません すぐ降ります。」

安子「何で…?」

稔「そねん 小せえ かばん一つで 配達もねえじゃろう。 何で泣いてるん? 安子ちゃん。 何があったん?」

安子「(泣き声)」

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