【行列の女神~らーめん才遊記~】2話ネタバレ

場面変わり清流企画にて

須田正史「お疲れー」

汐見ゆとり「あれ?須田さん一人ですか?

須田正史「河上部長と白坂は外回り社長は新作の試作中」

汐見ゆとり「あー、さっき偶然白坂さんと会いましたよー」

須田正史「どうせまた女連れてチャラチャラしてたんでしょ?外食産業の下調べには女性と親しくなるのが一番とか言ってるけど、ありゃ、そろそろ刺されるね。或いはチャーシューのようにタコ糸で縛られて海にドボンだ!」

汐見ゆとり「ドボン!」

須田正史「あっ、そうそう社長が戻った調理室に顔出せって」

調理室に移動するゆとり

らーめん才遊記の画像

芹沢達美「もどったのね。夏川は?」

汐見ゆとり「えーと?」

芹沢達美「あなた一人で先に帰ってきたのね。多分夏川に余計な事言って怒らせちゃって」

汐見ゆとり「なんでわかるんですか?」

芹沢達美「絶対そうなるだろうなと思った。で、どうだった?夏川の考案した新メニューは?」

汐見ゆとり「夏川先輩の大成功はコンサルティングで・・じゃなくて・完璧でした!」

芹沢達美「文法滅茶苦茶だけどよくわかったわ。多分あなたの予想は当たってるんだろうし。これ味見してみる?」

らーめん才遊記の画像

汐見ゆとり「いいんですか?鯖節と宗田節でとった香味油、それに気揚げ醤油がブレンドしてありますね。凄く”ワクワク”する味です。」

芹沢達美「流石、味覚の基礎がよく出来ているわねどこで覚えたのかまだ聞いていなかったけど」

汐見ゆとり「私昔から料理はそれなりに得意で」

芹沢達美「それだけ?」

汐見ゆとり「それだけ、それだけです。失礼します。」

芹沢達美「裏は取れた・・かしらね?」

場面変わりどこかのフォトスタジオ

らーめん才遊記の画像

汐見の父親の元へ河上が訪問する

らーめん才遊記の画像

場面変わり清流企画にて

汐見ゆとり「おはようございます」

夏川彩「あんたって奴は

汐見ゆとり「なんですか?何も話してないですよ昨日のことは何も話してないですよ」

夏川彩「当然でしょ。昨日のこともムカつくけど、あんたの正体を知ってますますムカついてんのよ、こっちは」

汐見ゆとり「正体?」

河上堅吾「汐見さん、昨日あなたのお父さんにお会いしてきてお話を伺いました。あなたのお母さんのことも!」

らーめん才遊記の画像

芹沢達美「あなたがあの料理評論家橋爪ようこの娘だったとはねー」

回想にて汐見亮二に話を伺う河上

汐見亮二「内はもう5年前に離婚しちゃいましたけど、でもゆとりは昔からようこさんの英才教育を受けてましたし」

らーめん才遊記の画像

河上堅吾「それならどうしてお嬢さんは内の会社に」

汐見亮二「いやーあの、それはねーあの、実は僕があの子にラーメンを食べさせちゃったもんですから」

回想終了

河上堅吾「お父さんに連れられて初めてラーメンを食べたのが半年前だったわけですね。」

らーめん才遊記の画像

汐見ゆとり「ええ、それまではラーメンみたいなジャンクフードを食べるのは母から禁止されていましたので」

河上堅吾「ジャンクフード!」

汐見ゆとり「いえ、それは母がいつもそういっていただけで」
芹沢達美「でしょうねー、何せラーメン業界とっては天敵みたいな人だから、あなたのお母さんは」

らーめん才遊記の画像

白坂隼人「全国6か所に支部を持つ橋爪クッキングスクールの総帥。メッチャ大物じゃん!」

須田正史「その上バリバリの自然派食品原理主義者だもんなー」

らーめん才遊記の画像

汐見ゆとり「すいません母のことを話したら採用されないんじゃないかと思いまして」

河上堅吾「当然です。というかですね。このまま汐見さんに内で働いてもらうわけには」

汐見ゆとり「首ですか?私?」

芹沢達美「河上さん、勝手に話進めないで、親がどうなんて関係ないし、汐見はラーメンが好きなのよね?」

汐見ゆとり「好きです!私一生ラーメンに捧げても構いません!」

芹沢達美「ほら!本人がこういってんだから。大丈夫よ!」

河上堅吾「今後、トラブルの種にならなければいいんですが。」

芹沢達美「その時はその時!正体がわかってスッキリしたっていうのでいいじゃない」

場面変わりnoodle cafe TMYに来たゆとりと夏川

らーめん才遊記の画像

オープン初日の繁盛している店内に満足する夏川だったが

らーめん才遊記の画像

2日目も繁盛している様子

らーめん才遊記の画像

3日目は少し減っている様子

らーめん才遊記の画像

4日目は客足が激減。

らーめん才遊記の画像

5日目遂に客足が完全に遠のいてしまった。

らーめん才遊記の画像

リニューアル前と同じ状況に不満をもつ店主

らーめん才遊記の画像

夏川は早急に対策を考えなければならないが・・・

場面変わり清流企画にて

河上堅吾「夏川さんの案件上手くいっていないようですね。」

汐見ゆとり「えっ?」

河上堅吾「表情を見ていればわかりますよ。まっ、社長は最初からそれを予想していたわけですが」

汐見ゆとり「予想していたってどうしてですか?」

河上堅吾「夏川さんの新作メニューに疑問を持っていたようなので、汐見さんを見学に付けたのもそれが理由でしょう。」

汐見ゆとり「そんな、わかってたのにどうして?」

白坂隼人「夏川さんの為だよ。夏川さん元々らあめん清流房の厨房スタッフとして働くのが希望でね。実家がラーメン屋だから、その店継ぐために芹沢社長に弟子入りしたいって。」

河上堅吾「しかし社長は清流企画の社員として彼女を採用しました。コンサルティング業務を通じてお店を成功させるノウハウや多様な味の世界を学ばせたいという親心からだったんわけですが。彼女はあくまで職人になることに拘っている。そこで社長は一つ条件を出したんです。」

汐見ゆとり「条件?」

河上堅吾「彼女一人の力でコンサル案件を連続5件成功させれば彼女を専属の厨房スタッフにすると」

白坂隼人「で、今回がその5件目なんだ」

汐見ゆとり「ああ、だからあの時」

白坂隼人「あっ夏川さん」

夏川彩「社長は?」

河上堅吾「今日は須田君と恒例の食べ歩きです」

汐見ゆとり「食べ歩き?」

河上堅吾「気になるお店は自分の舌で確認しにいくのが社長の流儀なんです」

らーめん才遊記の画像

河上堅吾「毎回須田君の方が先にギブアップしてますよ。」

らーめん才遊記の画像

河上堅吾「多いときは1日8軒回るくらいですからね。」

らーめん才遊記の画像

汐見ゆとり「1日8軒!」

河上堅吾「真似できませんよ今の私には」

夏川彩「汐見、ちょっと来て」

夏川に調理室に連行される汐見

らーめん才遊記の画像

夏川彩「言っとくけど私、あんたのことムカついてんだから。親への反抗でラーメンを仕事にしょうとしているような奴とは口も聞きたくないし」

汐見ゆとり「いや別に反抗しているわけじゃ・・・」

夏川彩「だけど教えてほしいの、どうして新メニューのあのラーメンを食べて”ガラガラ”になるって思ったのか。」

汐見ゆとり「夏川先輩、この間、余計な手出しも口出しもしてほしくないって言ってましたし、むかついてて口も聞きたくないんですもんね?こういう場合?人として取る行動は?」

らーめん才遊記の画像

夏川彩「ごめんなさい・・・」

汐見ゆとり「はい、もっと気持ちを込めて!」

夏川彩「もういい!あんたの助けなんか必要ない」

汐見ゆとり「あっいや、冗談です冗談です、私も協力しますからー、でもまだわかってないんです。”ガラガラ”の予感がした理由が」

夏川彩「はあ?あんた人に謝らせといてなんなのそれ?」

そこに須田が食べ歩きでダウンして胃薬を求めてやってくる

らーめん才遊記の画像

須田正史「うぅぅ、いぃぃ、胃薬を・・・」

芹沢達美「だらしないわよ須田。たった6杯でギブアップなんて、ラオタとして修業不足なんじゃないの?須田!」

須田正史「面目ない!面目ないです!!うっ」

芹沢達美「で?あなた達は?二人とも申告な顔をしているけど」

夏川彩「いえ、別に」

芹沢達美「ちょうどよかった今から二人とも付き合いなさい」

そして移動する3人

らーめん才遊記の画像

汐見ゆとり「社長そんなに急いでどちらへ?」

芹沢達美「ラーメン屋!今日これから、あと3軒行くつもりだから!」

汐見ゆとり「3軒!まさか歩いていくんですか?」

芹沢達美「当たり前でしょ?食べ歩きなんだから」

夏川彩「因みに1軒目の場所は?」

芹沢達美「鎌田!」

汐見ゆとり「鎌田?何キロあると思っているんですか?死にますよ、これ絶対死にますよ!」

ラーメン屋にて

らーめん才遊記の画像

芹沢達美「だらしないわねー全く」

汐見ゆとり「社長がタフ過ぎるんですよ。体も胃袋も。」

芹沢達美「ラーメン屋はタフでないとやっていかれないわよ?大体美味しいラーメンをお腹いっぱい食べる為にこうやって運動してるんだから」

汐見ゆとり「あっ!」

芹沢達美「でも女は大変よね?美味しいものを食べようと思うと」

夏川彩「社長!私達今日はこれで失礼します。」

芹沢達美「うん、私は次の店行くから」

汐見ゆとり「社長の言葉で”ガラガラ”の理由がわかりました。女性ってつまり欲張りで食いしん坊なんだー」

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク