2020年5月11日放送の【行列の女神~らーめん才遊記~】4話のネタバレです。
らーめん才遊記はテレビ東京で放送しているドラマです。
現在は(2020年5月現在)Paraviでも視聴可能です。
テレビまたはParaviが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。
あらすじ
ラーメンオタクの須田(前野朋哉)は、芹沢(鈴木京香)から説教をくらう。能力はあるのに上から目線の言動が災いし、依頼人からクレームが入ったのだ。そんな中、須田はゆとり(黒島結菜)を誘いラーメン店へ。こだわりの味を堪能していると、突然「作り方を教えろ」と訴える青年(堀井新太)と店主(芹澤興人)が店で口論を始め、2人は騒動に巻き込まれてしまう。しかもゆとりは、またもや勝手に青年の依頼を引き受けて……。
4話ネタバレ
今や世界の誇る大人気国民食ラーメン。そのラーメン業界をけん引する伝説のラーメン職人にして一流のフードコンサルタント・芹沢達美。そしてそのすぐそばには名もなき一人のラオタ・ラーメンオタクも居た!
須田正史「えっ?僕?」
芹沢達美「何やらかしてくれてんのよ須田!」
汐見ゆとり「ラーメン♪ラーメン♪あ~ごのだ~しをと~るわ~。い~つ~い~つ出~来~る~夜泣~き~の~屋~台~つ~ると麺~を~啜~た~♪」
芹沢達美「暗い!替え歌のクオリティも低い。景気の悪い声で歌わないでくれる?こっちまでどんよりしてきちゃうから!」
白坂隼人「まだ引きづってますからね。この間のコンペにこと」
夏川彩「社長から厳しい一言も頂いたしね」
芹沢達美「半人前のくせして一つのミスに拘ってるんじゃないわよ」
白坂隼人「何事も経験ですからね」
芹沢達美「大体やる気と料理だけが取り柄なのにやる気がなくなっちゃったらどうしようもないでしょう?」
夏川彩「ほら、社長もこうやって励ましてくれてんだから。」
芹沢達美「あなたはラーメンで言ったらまだスープでもない、麺でも具でもない、もちろんサイドメニューの餃子でもない古いラーメン屋のカウンターの下に置いてあるヨレヨレになった雑誌みたいなもんなんだから!」
河上堅吾「社長!それはもう励ましではなく罵倒です」
芹沢達美「とにかく、さっさと元の状態に戻りなさい。須田!頼んだわよ!」
須田正史「はい」
芹沢達美「行ってきます」
汐見ゆとり「ヨレヨレの雑誌・・・」
河上堅吾「忘れましょう、それは」
社長に須田が怒られていたのは、「上から目線でラーメンのウンチクを語り倒してクライアントから担当を変えてくれ」と言われたためであった。
ゆとりにスマホの画面を見せる須田
汐見ゆとり「なんですか?」
須田正史「「あご」って九州や日本海側トビウオの呼び方だよね。感想させた「あご干し」からとるのが「あごだし」さっき歌ってたでしょ。だから・・・」
汐見ゆとり「だから?」
須田正史「ここ、八丁堀にある「とび屋」っていう店。アゴダシラーメンが有名なとこ」
汐見ゆとり「もしかして?連れてってくれるんですか?」
須田正史「まあ」
汐見ゆとり「ごちそうしてくれるんですか?今日ですか?」
須田正史「今日は多分定休日じゃないハズだから」
汐見ゆとり「行きます!ありがとうございます!」
八丁堀の「とび屋」
汐見ゆとり「広島県の尾道ラーメンも美味しそうですね」
須田正史「それね、スープが特徴的で動物系と魚介系を合わせて背脂のミンチをアクセントに加えててね」
とび屋の店主「おまちどう、「あごだしラーメン」です」
とび屋の店主「須田さん珍しいよね?いつも一人なのにさ、こんなカワイイ彼女連れてきて」
汐見ゆとり「彼女じゃないです。ただの会社の後輩なので!じゃあいただきます!」
須田正史「ここはね、アゴダシの他に隠し味があってね」
汐見ゆとり「甘栗ですね!美味しいです!」
須田正史「うん、そう・・・いただきます」
とび屋の店主「またあんたか!しつこいな。だから内は今バイトの募集なんかしてないんだっつうの」
相川鉄也「だから、俺はここで雇ってくれなんて言ってねんだよ。ここのラーメンが美味いから作り方の」
とび屋の店主「だから、それがふざけんなっつうの。あんましつこいと警察呼ぶぞ?」
相川鉄也「なんだ客に向かってその言い方はよ?」
汐見ゆとり「ちょっとあれ、まずくないですか?」
早く食べて帰ろう!
汐見ゆとり「そうじゃなくて!止めた方が!」
止めに入るゆとりと須田だったが、何故かコケて頭をイスに強打して倒れる須田
そこに有栖も来店する
清流企画
芹沢達美「相川鉄也、25歳。随分若いわね」
河上堅吾「それでこの方の依頼を引き受けたわけですか」
汐見ゆとり「はい」
須田正史「いや反対したんですよ僕は、なのに汐見さんが」
回想
汐見ゆとり「ラーメン屋を開きたい?」
相川鉄也「そのためにコツコツバイトして金貯めてきたんだ」
とび屋の店主「だからっていきなり人の店の味パクろうとすんなよな」
相川鉄也「すんません。俺、思い立ったらなんでもすぐ動く体質ですんで」
汐見ゆとり「わかります!」
須田正史「いやわかんなくていいから」
相川鉄也「俺さ高校卒業してから、やりたいこととか何もなくて、とりあえずフリーターやってたんですよね。そんで前にテレビでラーメンドリームっていう特集やってて」
汐見ゆとり「ラーメンドリーム?」
相川鉄也「一軒のラーメン屋さんからスタートしたおっさんがその店繁盛させて支店増やして今じゃ年商50億だって」
相川鉄也「見た瞬間これだって思ったんですよね。俺もラーメンドリーム目指すって!」
須田正史「ラーメン屋を成功させるっていうのは、そんな簡単なことじゃないんだって」
有栖涼「じゃあ清流企画さんで面倒見てあげたらいいんじゃないの?物件探しから、店のコンセプト決めメニュー作り。コンサルタントとしては一番やりがいのある仕事なんじゃないの?」
とび屋の店主「確かにそうだな!おい若いの、この人達こう見えてもラーメン専門のコンサルタントさんなんだよ」
相川鉄也「マジっすか?!」
汐見ゆとり「マジです!じゃあ、こちらの依頼書にご記入をお願いします」
回想終了
芹沢達美「ふーん、いいんじゃないの。引き受けても?」
須田正史「無理ですって!そこの開業資金みてください」
河上堅吾「46万7321円!」
夏川彩「都内でこん金額はかなりハードですよ」
白坂隼人「それなりの店やるならまあ1000万はかけないと」
須田正史「だろ?なのに汐見さんが安請け合いしちゃって」
汐見ゆとり「大丈夫ですよ、私がなんとかしますから。今日相川さんが目星つけている物件を見にいく約束もしましたし」
芹沢達美「随分イキのいいクライアントみたいね?いいわ、行ってきなさい」
汐見ゆとり「ありがとうございます!じゃあ担当は私で」
芹沢達美「あなたはサポート!メインの担当は須田!よろしくね」
須田正史「どうして僕が?」
汐見ゆとり「そうですよ、須田さん全然乗り気じゃないんですし」
芹沢達美「ヨレヨレ雑誌は黙ってなさい!」
汐見ゆとり「その呼び方止めてください!もう!」
河上堅吾「相手は未経験、資金不足、難しい案件ですからね。頼みますよ須田君」
須田正史「わかりましたよ」