コンペ開始・おおひら食堂
芹沢達美「おおひら食堂の後継者選びの方法ですが明日から各自、三日間ずつ実際このお店で店主として働いてもらいます。その働きぶりを大平夫妻と私が審査をして誰を後継者にするか決めます」
有栖涼「看板メニューであるタンメンを含めレシピは全て今日今から皆さんにお教えすると大平さんは仰ってます」
汐見ゆとり「模擬営業コンペなんて随分大がかりなことをするんですね」
芹沢達美「店を格安で譲って隠居するってんだから、あの夫婦相当貯め込んでいるわよ。手間暇かけた方がコンサルティング料がっぽり取れるもの」
汐見ゆとり「またそんなゲバゲバなことを」
数日後
白坂のターン
松井は大手ラーメンチェーンで店長を3年経験して今も中華料理チェーンの店長を任されている逸材とのこと
夏川のターン
板垣は中華料理一筋20年の生粋の職人で都内の一流ホテルとか、有名中華料理店で修業してきて腕は一級品とのこと
夏川彩「あの人に対抗できる候補者今から見つけられるの?汐見、てかあんた人脈あるじゃない?あの母親がやっている料理教室の知り合いとか」
汐見ゆとり「いやそこを絡めると話しがややこしくなるんで」
夏川彩「でも背に腹は代えられんじゃないの?このままだと不戦敗だし」
汐見ゆとり「いや、そこには頼りませんよ、絶対に」
といいつつ橋爪クッキングスクールに居るゆとり
料理教室に生徒「なっ、なんですかあなた?」
汐見ゆとり「あなた達、ここの料理教室に通って何年目?」
料理教室に生徒「2年目ですけど・・?」
汐見ゆとり「その料理の腕で大きな夢をつかんでみませんか?こんな料理教室に燻ってないで、一国一城の主!中華料理屋の店主になるんです!そうすれば大繁盛間違いなし!億万長者!」
料理教室に生徒「あの私達お菓子教室の生徒なんで・・」
汐見ゆとり「じゃあ用はない、さようなら」
そして橋爪クッキングスクールの組織に捕まってしまうゆとり
組織の幹部「校長がお呼びです」
清流企画の調理室
河上堅吾「社長、例の池袋店のアルバイトですが中野店の店長の紹介で確保できたそうです」
芹沢達美「そう、ご苦労様」
河上堅吾「それにしても慢性的な人手不足ですね」
芹沢達美「後継者問題も内も時期に他人事じゃなくなるわ」
そこで汐見亮二から着信が入る
河上堅吾「汐見さんのお父さんからです」
芹沢達美「また厄介事な予感がする」
橋爪クッキングスクール
橋爪ようこ「はい、あーん」
汐見ゆとり「やだってば!」
汐見亮二「ゆとり!」
芹沢達美「親子喧嘩の度にいちいち人を巻き込むのは止めてください!海原雄山と山岡士郎じゃないんですから」
汐見亮二「そうだよようこさん、芹沢社長だってお忙しいんだから、僕だって君とは離婚してるんだからね」
橋爪ようこ「あなたにはゆとりをラーメンというダークサイドに引きずり込んだ責任があるでしょ?ゆとりがここまでグレちゃったのはあなたのせいなのよ!」
汐見ゆとり「グレてないし、ダークサイドにも落ちてないってば!私はもう帰る」
橋爪ようこ「あら、中華料理屋の後継者探しをお母さん手伝ってあげてもいいのに」
芹沢達美「汐見、あなた守秘義務って言葉知ってる?」
すいません、薬膳料理攻めに遇う前にくすぐり攻めに遇って全部吐かされちゃって・・・
場面変わって須田のターン
須田正史「で、結局候補者はまだ見つかってないわけ?」
汐見ゆとり「はい」
都内でも有数の名店で修業して5年目と言っていたとのことだが
全てがウソのただの詐欺ニート。あげく逃げ帰ってしまう有様w