2020年6月1日放送の【行列の女神~らーめん才遊記~】7話のネタバレです。
らーめん才遊記はテレビ東京で放送しているドラマです。
現在は(2020年6月現在)Paraviでも視聴可能です。
テレビまたはParaviが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。
あらすじ
世界的な日本食イベントのラーメン部門責任者に抜擢され大忙しの芹沢(鈴木京香)のもとに、『麺房なかはら』店主の中原(石黒賢)がやって来る。
90年代に名を馳せたラーメン界の大スターだ。
しかし、名店と言われる本店と同じ味の新店舗に客が入らず、困っているという。話を聞いた芹沢はこの依頼をゆとり(黒島結菜)に任せるが、芹沢にはある思惑があって…。
さらに中原と芹沢、河上(杉本哲太)の意外な関係が明らかとなる。
7話ネタバレ
白坂「最近部長疲れてますね」
須田「疲れてるよなー、まあ一大イベントも近づいて来てるし」
白坂「凄い話しですよねー。世界に向けた日本食文化PR事業のラーメン部門責任者に芹沢社長が抜擢されるなんて」
須田「ま、お国の絡んでる仕事だし会議やら調整やら、とにかく七面倒くさい手続きが多いみたいだけどね」
須田「その分こっちに仕事のしわ寄せがくるのは仕方ないよ。河上部長もだけど、あっちはあってでキツそうだし」
白坂「確かに」
白坂「とりあえず部長はこのまま寝かしといてあげましょうか?」
須田「いいんじゃないか、今日は別に来客の予定もないし」
ゆとり「あー!なんで?!」
河上「どうしました?」
ゆとり「部長!これおかしくないですか!?」
白坂「ゆとりちゃん、起き抜けだから」
河上「これは、各店舗の売上表ですね、これが何か?」
ゆとり「淡口醤油らあめんですよ!月平均でたった300杯しか出てませんよ」
白坂「え?淡口ってそれぐらいしか出てなかったんでしたっけ?」
須田「まあ、内は1番の売れ線は濃口醤油らあめんだからな」
ゆとり「なっとくできません。私、この間初めて食べたんですけど、あまりの美味しさに感動しましたもん」
ゆとり「あの淡口醤油らあめんの味はワクワクとか、そういう次元を遥に超えていました。私が今まで食べてラーメン中で間違いなくナンバー1です。なのに、どうしてこんなに売り上げが悪いんですか?」
河上「どうしてと言われましてもね。そこがラーメンのもつ難しさとしか言いようがありま・・・」
調理室から覗いている夏川と目が合う河上
河上「ほら、今まさにそこにハマりこんで困ってる人も居ますよ」
物凄い目力で呼ばれるゆとり
ゆとり「ちょっと行ってきます」
白坂「いってらっしゃい」
須田「こえーよ、あの目」
白坂「かなり追い詰められてますから」
調理室にて
夏川「どう?」
ゆとり「この香り、スープにフォンドボーを使ってますね」
夏川「わかる?フレンチを応用して、子牛の骨と筋肉、香味野菜をオーブンで焼いた後煮込んだわけ」
ゆとり「フォーと上手く調和していて、うん美味しいです」
夏川「本当?」
ゆとり「でも、ちょっと上品にまとめすぎな感じがしますね、あとインパクトも弱いですし、オリジナリティも不足しています。具を平凡なチャーシューですけど、ローストビーフに変えて統一感を出してみてもいいかと、それから・・・」
夏川「もういい、あんた結局全然美味しいって思ってないんじゃん」
ゆとり「いや別にそういうつもりじゃ・・・」
夏川「いいの、もう、自分でも分かってるの、これじゃダメだろうなって」
夏川「なにやってんだろ私、社長が忙しいからって新しい月替わりラーメン作るチャンスもらえたのにさ」
ゆとり「まだ時間はありますよ、そんなに焦らなくても」
夏川「そんな悠長なこと言ってらんないから、店に出す1週間前には社長のチェック受けて合格もらえる出来にしなきゃいけないんだから」
ゆとり「たしかにそうですけど」
夏川「ごめん、気ばっか焦っちゃってさ、ごめんね」
ゆとり「いえ。味見役くらいいつでも付き合いますよ。私は夏川先輩の味方ですから」
夏川「ありがとう」
ゆとり「まあでも確かにこれは芹沢社長のラーメンとは雲泥の差ですけど、きっとなんとかなりますって、社長のラーメンが凄すぎるんですよ。気楽にやりましょう、気楽に、ダメで元々、当たって砕けろ、死して屍拾うものなし・・・痛っ」
夏川「あんた結局、私が苦しんでんの見て楽しんでんだ?」
ゆとり「いや、違います」
夏川「あ?」
ゆとり「いやー痛い痛い痛い耳がもげる、耳がもげます」
調理室を出たところで芹沢が登場
芹沢「ただいま」
ゆとり「社長」
芹沢「おつかれ、夏川の調子どう?」
ゆとり「順調そのものです」
芹沢「全然ダメなのね。そろそろこれぐらいの試練、自分でなんとかしてほしいわね!」
芹沢「こっちもバタバタなんだから」
須田「異様に時間取られてません?フードサミットの仕事?」
芹沢「運営院長が体調不良で欠席続きでこの間から話しが全然進んでないのよ、そのくせ無駄に呼び出すし」
白坂「やることが役所って感じだな」
河上「運営院長は確か、日本料理教会の辻川さんでしたね。まあ確かにご高齢ですからね」
芹沢「全く面倒な仕事引き受けちゃったわよ」
そこに依頼が入る
中原「失礼、相談があって来たんだが」
中原は名店・麺房なかはらの店主でラーメン業界では有名とのこと
ラーメン博物館
ゆとり「夏川先輩なんでここに来てるんですか?」
夏川「あんた1人だと中原さんにどんな失礼があるか分かんないから、こうやって来てあげたの」
ゆとり「社長から担当任されたのは私なんですけど
回想
河上「ラーメン博物館?」
中原「内もそこに店を出したんだ。正直あまり気乗りはしなかったんだが、フロアの担当部長さんが内の常連客で断り切れなくてな、ところが・・・」
芹沢「客に入りはイマイチ、原因は不明、で内に相談にいらしたこ。こういうわけですね?」
中原「それなりの資金や人手もかけたし、このままじゃマズイ状況でな。恥を忍んでお宅にこうして頭を下げにきたというわけだ」
河上「本店は相変わらず繁盛されてるわけですよね?なのに出店した店が不入りである原因については、なにか心当たりは無いんですか?」
中原「何もない、何もかも本店と寸分変わらずやっている」
芹沢「お話しは分かりました。わが社としては出来る限りの助力をさせていただきます」
中原「頼むよ。ライバルである芹沢社長にこんなことを頼むのは癪なんだが、逆に言えば君ぐらいじゃないと同レベルで話しをすることも出来ないしな」
芹沢「光栄です」
中原「じゃあ明日、店で待っているよ」
芹沢「ライバルねー。相変わらず人を下に見てるのがよくわかる」
夏川「社長と中原さんって以前からお知り合いだったんですか?」
芹沢「よく知ってるわよ。お互いにまだ1人前になる前からね」
河上「依頼を受けるのは結構ですが、担当は誰が?」
芹沢「そうね。汐見でいいんじゃない?」
一同「え?」
ゆとり「本当ですか?」
夏川「マズイですよ。だってこの子、あの中原さんのこと全然知らないんですよ」
須田「僕に行かせてください!麺房なかはらのコンサルなんて良い勉強になりそうですから」
白坂「だったら俺が!」
芹沢「あなた達それぞれ仕事があるでしょ」
ゆとり「じゃあ、私で決まりということで」
河上「本当に大丈夫でしょうか?何しろプライドの高い人ですから」
芹沢「だから汐見に任せるのよ」
回想終了