連続テレビ小説「ちむどんどん」124話「やんばる!ちむどんどん!」

猪野養豚場

賢秀「デージにぎやかだな。 オープンの前祝いでもやってるわけ?」

暢子「はっ? オープンは今日!」

賢秀「(せきこみ)アキサミヨー。 来週じゃなかったか?」

やんばるちむどんどん

暢子「はっさ 相変わらずだね。 もう 片づけるがあるから切るよ。 バイバイ。」

賢秀「えっ? おい…。」

(電話を切る音)

暢子「来週と勘違いしていたって。」

猪野養豚場

賢秀「今からなら 間に合うか? ハッ… 間に合わない!」

やんばるちむどんどん

上原「賢三…。」

歌子の恩人 上原さんも 開店のお祝いに駆けつけてくれました。

上原「あ~…。 これは 最高。 イッペーマーサン…。 ありがとう。」

暢子「よかったです。 ありがとうございます。」

優子 歌子「ありがとうございます。」

上原「これ。 与那国で歌ってきた時に 会ったさ。 あんたの話をしてたよ。」

歌子「下地先生! 今 与那国に いるんですね。」

上原「はい。 与那国島で頑張ってるよ。」

下地<歌子 久しぶりです。 結婚 本当におめでとう。 名護で歌っていると聞きました。 とても うれしいです。 私は 今でも子供たちに 音楽を教えています。 昔と同じように あなたの人生について 勝手なことを 一つだけ言います。 どんなに辛い運命や試練が 待ち受けようとも その全てが あなたの歌の糧になる。 あなたは いつも どんな時でも 胸を張って 堂々と歌い続けなさい。 下地響子>。

歌子「ありがとうございます。」

♬~(三線)

♬『首里の古城の 石だたみ 昔を偲ぶ かたほとり 実れる芭蕉 熟れていた 緑葉の下 我(わ)した島沖縄(うちなー)』

暢子「みんな 今日は 一日 手伝ってくれて 本当に ありがとう!」

優子「初日から大盛況だったし デージ楽しかったさ。」

良子「歌子の唄も 最高だったヤッサー。」

優子「歌子? 歌子!? 歌子? 歌子…。」

智「大丈夫か? 歌子?」

良子「歌子? 早く病院に!」

和彦「救急車!」

優子「歌子…。」

智「歌子… しっかりせ!」

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