連続テレビ小説「ちむどんどん」124話「やんばる!ちむどんどん!」

病院

智「先生! 歌子は 大丈夫ですよね?」

優子「いつもの熱なんですよね?」

智「そのうち よくなりますよね? 薬とか できること…。」

医師「できることは やりました。 あとは 本人の気力と体力を信じて 経過を見守るしかありません。」

看護師「あの お嬢さんが 目を覚まして…。」

智「歌子。」

優子「歌子。」

看護師「先生 呼んできます。」

良子「歌子。」

歌子「みんな…。」

優子「気付いてあげられなくて ごめんね。」

智「とにかく 休め。 歌子…。」

暢子「歌子…。 ごめんね。 ごめんね。」

それから 3日たっても 歌子の熱は下がらず 意識も もうろうとしたままでした。

良子「何で いつも こうなってしまうわけ? お父ちゃんが死んで 謝金まみれのどん底で それでも 歯を食いしばって生きてきたのに…。 暢子が帰ってきて 念願のお店がオープンできて これで やっと みんなで幸せになれると思ったら また 歌子がこんなことに…。(すすり泣き)」

優子「大丈夫。 歌子は 絶対 大丈夫。」

食堂・やんばるちむどんどん

和彦「暢子。 行かなくていいのか? 病院。」

暢子「これが出来たら 持っていく。」

和彦「朝から 何を?」

暢子「フージバージューシー。 子供の時 歌子が熱を出したら いつも お母ちゃんたちが作っていたわけ。 フーチバーは 熱冷ましになるからって…。 今度は うちが作って 食べさせてあげないと。 歌子が 目を覚ましたら すぐに食べさせてあげないと…。 葉のやわらかいところを使って 水にさらして…。」

和彦「暢子。」

暢子「歌子は 目を覚ます。 お父ちゃんが きっと守ってくれる。」

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