海
暢子「うわっ。」
和彦「おおっ…。」
愛「黒砂糖って おいしいね。 うん。 楽しい! 何か 生きてるって感じがする。」
暢子「この幸せが ず~っと続けばいいのに。」
智「そうは いかないさぁ。 大人になれば みんな 結婚して それぞれの家族を作る。 暢子 聞いてくれ。」
暢子「あっ 智 勝負!」
智「あっ アイ! ま… 待て!」
暢子「あのボール!」
智「暢子!」
和彦「フフッ…。 海に行きたいなんて らしくないね。」
愛「らしくないこと してみたかったの。」
和彦「ん?」
愛「あの夜… 海に行きたいって 言ってたでしょ?」
和彦「えっ?」
回想
暢子「引っ越す前に 海行こう。」
和彦「行こう 夏が終わる前に。」
暢子「うん。 最後に「パ~ッと騒ごう。 みんなで。」
和彦「2人でも いいけど。」
暢子「えっ?」
回想終了
和彦「起きてたの? あの時。」
愛「これで おあいこ。」