通話
春日『すみません 夜分に』。
南雲『ううん 全然。 暇だったから』。
春日『昨日の夜のこと あれから考えていて』。
南雲『あ うん』。
春日『今日 チョコレート屋さんに 行ったんです。 バレンタインのチョコを買いに』。
南雲『うん』。
春日『それで チョコを選んでいたら 店員の方に これは男性にも 人気のチョコですよと言われて。 私は 野本さんに渡したいものを 選んでいたんです』。
南雲『はい』。
春日『野本さんに ぴったりだと 思っていたのに 勝手に男性に渡すものだと思われて その瞬間 私が野本さんに 渡したいと思っている気持ちが 消されてします気がしました』。
南雲『それはすごく 嫌でしたね』。
春日『そうですね。 嫌 でした』。
野本宅
野本「さっくり混ぜる。」
野本「真ん中に入れて…。」
野本「10分 よし。」
通話
春日『南雲さんに 野本さんと つきあってるのかと聞かれて 驚きました』。
南雲『それは 本当にごめんなさい。 とっさに はっとして 思ったこと聞いちゃって…』。
春日『いえ いいんです それは。 私も 野本さんとの関係は 私にとって特別で でも それを何て言っていいか 分からなかったんです』。
南雲『うん』。
春日『特に説明する必要なんてなかったんです。 2人で過ごすことしかなかったので。」
南雲『うん そうだよね』。
春日『私の人生にとって 野本さんみいたいな人は初めてなんです。 いつも 一緒にいたいなと思う人』。
南雲『うん』。
春日『南雲さん こういう気持ちは 恋っていうことは あると思いますか』?
南雲『え…』。
春日『すみません こんなこと聞いて』。
南雲『いえ… 全然あると思います』。
春日『そうですか』。
南雲『春日さんが 野本さんのことを 特別に思っているということが とても伝わりました。 大切なんだなあって』。
野本宅
野本「いい匂い。」