ダイニング
静子「あ どうも。」
恵達「どうも…。」
容子「こんばんは。」
真理亜「どうも。」
柴田「どうも。」
静子「たまたま 仕事で 近くを 通りかかったものですから。」
恵達「はあ。」
静子「ハハハハハ どうも…。」
マンデリン
(ノック)
文也「え? …はい どうぞ。」
静子「こんばんは。」
恵里「どうも…。」
文也「どうしたの?」
静子「偶然 近くを 通りかかったものだから。」
文也「ああ… ん? 何? それ。」
静子「あ これ? これはね たまたまね さっき デパートに行ったら…。」
文也「仕事だったんでしょ?」
静子「え? 嫌な子ね あなた。」
文也「で 何 これ?」
静子「これ? あ 開けてみて。」
恵里「はい。」
恵里「うわっ! かわいい!」
ダイニング
柴田「あの大きさは ベビーバスケットだと 思われますね はい。」
容子「あんた よく分かるわねえ。 いつも見てるんでしょ ベビー用品。」
柴田「いや つい 寄り道してしまうんですよねぇ。」
真理亜「バカみたい 自分の子でもないのに 少しは 自分の事でも考えれば?」
柴田「真理亜さん 僕に そんなふうに 言っていいんですか? フフフ。」
真理亜「何がよ?」
柴田「フフフフ…。」
真理亜「何よ 気持わるいわね。」
柴田「見ましたよ 僕は デパートの ベビー服売り場で あなたを… フフフフ。」
真理亜「う… くそ~。」
容子「ほ~ ホホホ…。」
一同の笑い