こはぐら壮
恵理「和也 かっこいいぞ この帽子。」
和也「うん 恵達が くれた。」
ハナ「かっこいいさ!」
静子「何時だっけ? おとうさんと おかあさんが来るのは?」
恵理「5時の船になると言ってました。」
静子「そうか。 和也 よかったね。 那覇の おじいちゃんと おばあちゃん 来るよ。 賑やかに。」
ハナ「賑やかというより うるさくなる。」
静子「ハハハ…。」
恵理「私と和也 迎えに行きますから 船が来るのを見たいんだよね。」
和也「うん。」
静子「喜ぶわよ 港で 恵理ちゃんと 和也の姿を見たら。」
恵理「じゃあ 行こうか和也。 どこ行く?」
和也「キジムナーのとこ。」
恵理「はい。」
静子「行ってらっしゃい!」
ハナ「行っておいでね!」
和也「行ってきます!」
恵理「行ってきます!」
静子「キジムナーに よろしくね! バイバイ!」
キジムナーの森
和也「ねえ。」
恵理「ん?」
和也「和也伯父さんの木も いつか こんなに大きくなるの?」
恵理「そうだね いつかね。」
和也「ふ~ん。」
恵理「何 探してるの?」
和也「キジムナー いないね。」
恵理「え?」
和也「会えるかな?」
恵理「どうかね?」
道中
宮良のおじさん「おう恵理ちゃん。」
恵理「あ どうも。」
宮良のおじさん「ごめん 驚かしたみたいね。」
恵理「いえ 仕事 終わりですか?」
宮良のおじさん「これから 泡盛 飲んで 歌って 踊って 後は寝るだけ。 じゃあね。」
恵理「はい。」