沖縄
古波蔵家
勝子「小浜だよね きっと。」
恵文「ああ。」
恵達「また 船だとすると 明日の朝か? 着くの。」
恵文「全く おばぁは マイペースだからね。」
恵達「何しに行ったんだろ?」
勝子「さあ… でも きっと 恵里の合格を お願いしに行ってくれた お墓に。」
恵達「そうか…。」
恵文「ダメだよ そんなの。 そしたら 合格してしまうさぁ。」
恵達「はぁ?」
勝子「ご飯に しようねぇ。」
恵文「よろしく~。」
恵達「よろしく。」
東京
一風館
容子「ただいま。」
恵里「お帰りなさ~い。」
容子「ごめんね 仕事で飲んじゃって 遅くなっちゃって。 どうだった? 大丈夫だった? 1人で ちゃんと 来れた?」
恵里「大丈夫じゃないですよ。」
容子「え?」
恵里「電車乗るのも 大変ですね。 私 東京 初めてだから 切符も なかなか買えなくて。」
容子「そりゃ 大変だったねえ。」
恵里「ええ。 何て言うのかな。 ほら 縄跳びを 2人で こっちと こっちで こうやって 回して その中に入っていくのあるでしょ。」
恵里「それ 入ろうと思うんだけど なかなか入れなくて『あ 今だ』と 思って入ると 足 引っかかる…。」
容子「ハハハ なるほどね 分かる 分かる。 嫌に なっちゃった?」
恵里「いえ なんか いいですよねえ。 なんか 何て言うんだろ エネルギーと言うんかな そういうの感じられて。」
容子「ふ~ん。」
恵里「あの そういえば 聞きたかったんですけど 世田谷区下用賀っていう所には どうやって行ったら いいんです? 乗り換え 何度もありますか? あら 寝てるし…。 風邪ひきますよ。」
恵里「よし もうチョット 頑張るか。」
小浜島
こはぐら壮
こはぐら壮の中を除く人影
あれあれ なんか サスペンスのドラマみたいだねぇ。 怖いねぇ