一風館
モカ
恵里「なんで フランス料理なんて 容子さん。」
容子「ごめん! いい思い出に してもらおうと…。」
恵里「それは うれしいんですけど 着ていく洋服が ないですよ。 家出してきたばかりだし…。 どうしよう。」
容子「そうかぁ。」
容子の服を試着する恵里
恵里「じゃ~ん!」
容子「う~ん。」
恵里「どうですか?」
容子「少し無理があるな。」
恵里「やっぱり 年が離れてますからね。」
容子「まだ恵里ちゃんには着こなせない。」
恵里「そうですかね?」
容子「いたじゃない! 年の近いのが。」
恵里「え? 誰ですか?」
グアテマラ
恵里 容子「どうも!」
容子「ごめんね お邪魔するね!」
真理亜「ちょっと!」
恵里「すみませ~ん!」
真理亜の服を試着する恵里
容子「いい。 これにしよう。」
恵里「これにします。 でも 黒ばっかり 若いのに…。 お葬式とか 多いんですか?」
真理亜「うるさい!」
恵里「すみません。」
容子「ここに来たばかりの頃は こんな事 なかったけどね。」
恵里「何ですか? 来たばかりの頃って? かわいかったもんね!」
真理亜「余計な事 言わないで。」
容子「はい 靴 借りてもいいかな?」
真理亜「どうぞ!」
恵里「あ! いっぱいありますね!」
容子「これ かわいい!」
恵里「これもすてき! いいんですか? どれ借りても?」
真理亜「どうぞ!」