連続テレビ小説「ちゅらさん」34話「哀愁のオキナワンボーイ」ネタバレ

ゆがふ

誠「どうも!」

兼城「おう オイナワンボーイ!」

誠「あれ? 恵里は?」

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兼城「買い物に 行ってもらってるさ。」

誠「そうですか。」

兼城「聞いたよ 島に帰るって?」

誠「はい。」

兼城「沖縄は 温かく迎えてくれるさ。 それが 沖縄の いいところさ。」

誠「はい。」

兼城「ダメなところでも あるかな。」

誠「あ そうだ 店長! 東京デート どこへ行ったら いいでしょう?」

兼城「デート?」

誠「はい。 店長に聞いても 分からんかな?」

兼城「何でよ 勝手にダメに しないで!」

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誠「いろいろ考えてるんですけど 最後に おいしいものを食べたい。 すてきな所で。 恵里 せっかく 東京に来たのに こんな所では つまらんでしょう。」

兼城「『こんな所』で 悪かったね。」

誠「どうしたら いいかな?」

(戸が開く)

兼城「あ 容子さん!」

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容子「どうも!」

誠「どうも!」

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容子「は?」

店の前

恵里「誠? 来てたの?」

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誠「今 帰るところ。 恵里 明日5時に 迎えに来るから。」

恵里「うん。」

誠「おしゃれ しとけよ いとしの恵里。」

恵里「うん。」

誠「じゃあな!

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フランス料理店

ウエイター「申し訳ありません 本日は 閉店です。」

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誠「あ 知ってます。」

ウエイター「は?」

誠「予約した者です。 与那原です。」

ウエイター「ご予約ですか?」

誠「はい 明日の。」

ウエイター「池端さんからの ご紹介で。」

誠「そうです。 下見に来ました。」

ウエイター「『下見』で ございますか?」

誠「とっても大切な予約なんです。 私の愛する人とですね…。 最初で最後の デートなんです。」

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誠「こういう店 来た事ないので 明日 おどおどしないため 下見に…。 注文の相談にも 乗ってもらおうと思いまして。 ダメですか?」

ウエイター「承知しました。 どうぞ!」

誠「ありがとうございます。」

ウエイター「お席は こちらを ご用意してます。」

誠「はい。 いいですね。 ここに座ってもらっていいですか。」

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ウエイター「私ですか?」

誠「はい。」

ウエイター「失礼いたします。」

誠「男じゃ 感じ 出ないですね。」

ウエイター「申し訳ございません。 それでは メニューの ご相談ですが…。」

誠「ちょっと 待って下さい。」

計算機をだす誠

誠「いや 足りないと恥ずかしいから。」

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ウエイター「ハハハ… そうですね。 ご予算を教えて頂ければ 最大級の サービスを させて頂きます。 特別に。」

誠「本当ですか?」

ウエイター「ええ。 あなたのような方に いい思い出を つくって頂きたいですからね。」

誠「ありがとうございます。」

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