恵達の部屋
恵達「♪『ランララ ララ ランララ…』
東京
ゆがふ
恵里「お疲れ様でした。」
兼城「お疲れね 気をつけて 帰ってよ。」
恵里「はい おやすみなさい。」
柴田「おやすみなさい。」
兼城「まだ 元気ないねぇ 恵里ちゃんは…。」
柴田「そうですねえ 何とかしてあげたいなぁ。」
兼城「ええ… ん?」
柴田「何ですか?」
兼城「何で あんたが まだ ここにいるの?」
柴田「う~ん…。」
一風館
恵里「ただいま…。」
(電話の呼び鈴)
恵里☎「もしもし? 一風館ですが…。 え? ああ 恵達?」
恵達☎「ごめん 急に…。 あのさ 俺 初めて 生まれて初めて曲 作った。」
恵里☎「え? ホントに? あんたが?」
恵津☎「ああ でも 全然 自信なくてさ 誰に 最初に聴いてもらおうと 思ったら チョット 姉え姉えのこと 思い出してさ。」
恵里☎「え? 私?」
恵達☎「うん… ほら だってさ もし 姉え姉えが 東京に行ってなかったらさ きっと あの部屋で 聴いてもらったと思ってさ。」
恵里☎「恵達…。」
恵達☎「短いし まだ 詞もできてないけど 聴いてよ。 あ 変なら 変って 言ってよ。」
恵里☎「当り前さぁ。」
恵達☎「じゃあ…。」
恵里☎「うん。」
恵達☎「♪『ランララ ララ ランララ…』」
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