連続テレビ小説「ちゅらさん」43話「東京ゆんたく」ネタバレ

玄関

恵里「あ!」

恵文「恵里! 恵達!」

ちゅらさんの画像

恵達「え?」

恵里「どうしたの? お父さん。」

恵文「来ちゃった!」

恵里「は?」

恵達「何だよ? それ。」

恵文「はぁ ここが 恵里の部屋ですか。 結構 きれいにしてるねぇ。 へえ… ドッコイショと!」

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恵文「どうしたの? 2人とも。 何 立ってるの? 座りなさい。 久しぶりに お父さんに会ったからって 緊張することないさ。 ハハハハハ。」

恵達「誰が 緊張してるかよ。」

恵里「『どうしたの?』っていうのは こっちのセリフだよ。 そっちこそ どうしたの? お父さん。」

恵文「いや だからね。」

恵里「だから 何?」

恵文「来ちゃった。」

恵達「は?」

恵里「何さ『来ちゃった』って…。 あのさ『来ちゃった』ってのは よく 恋愛ドラマで 主人公の男の人と ヒロインが うまくいきそうな時に 男の人の昔の彼女が 現れた時に 言う言葉さぁ。 『来ちゃった』って」

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恵文「そうなの?」

恵達「姉え姉え。」

恵里「何?」

恵文「そんな事は どうでもいいでしょ。」

恵里「エヘン! だから 何しに来たの? お父さんは。」

恵達「そうだよ。」

恵文「『何しに』って 決まってるでしょう 私はね きみたちの親だからさぁ。」

恵里「だから?」

恵文「だから 心配で 様子を見にきた。」

恵里「あ そうか。」

恵文「『あ そうか』じゃないでしょう。 2人して 家出してしまってさ 古波蔵家の平均年齢は ぐ~んと 上がってしまったんだ。」

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恵里「そうだよね。 心配かけて ごめんなさい。 でも 何で お父さんの?」

恵文「え? そりゃ ふだんは お母さんや おばぁに 好きにさせてるけど 大事な時は やっぱり お父さんでしょう?」

恵里「そうか そうだよねぇ。 お母さんや おばぁに 任された?」

恵文「もちろんであるさぁ。 ハハハ『ここは ひとつ 古波蔵家を代表して お父さんに ぜひ』ってさ お母さんも おばぁもね。」

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恵文「お父さん 『嫌だ』って言ったんだよ けど 『けど 『どうしても』って言うからさ。」

恵里「へえ…。」

みづえ「恵里ちゃん 電話よ! 那覇から!」

恵里「お母さんだ! は~い! 今 行きま~す!」

恵達「どうしたの?」

恵文「いやいや 何でもないさぁ ハハハハ。」

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管理人室

恵里「どうも…。」

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恵里☎「もしもし? うん 恵里だよ。 ちょっと前に お父さん 着いたよ。 え? 『やっぱり』って… は?」

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沖縄

古波蔵家

勝子☎「でもね 恵里 怒らないでね。 お父さん あなたたちのことが 心配で心配で たまらないのよ あなたたちがいないとつまらない。 少し 相手してあげて。 お父さんに お母さんから 伝言 いい?」

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東京

一風館

恵里☎「うん。 はい 分かりました。 ん?」

沖縄

古波蔵家

勝子☎「だから 一応 容子さんには近づかないように 注意しといて。 ご迷惑だから ね?」

東京

一風館

恵里☎「うん 分かった。 おやすみなさい。」

恵里「ありがとうございました。」

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みづえ「面白い お父様ねぇ。」

恵里「え? もう 伺いました?」

みづえ「ご丁寧に ごあいさつ頂いたわよ。 『娘と息子を よろしくお願いします』って 何度も何度も 頭 下げてらした そしてね 黒砂糖 頂いたの。 おいしいわね。」

恵里「ええ 沖縄は 長寿の島ですから…。 長生きの秘訣ですよ 黒砂糖は。」

みづえ「そうですってね お父様からも お聞きしたわ。」

恵里「そうですか。」

みづえ「そんなに長生きしても どうっていう訳じゃないけどね。」

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