マンデリン
恵里「バ~カ。」
恵文「そんなことばっかり 話してる?」
恵里「なんか 沖縄にいるのと 変わらないねぇ。」
恵達「ホントだよね …そろそろ 寝る?」
恵文「そうだねぇ。」
恵里「狭いよね? 3人で寝るの。」
グアテマラ
真理亜「いや あんたのお父さんが 来て 部屋が狭いのは 分かった。 だけどね 何で そこで 私のとこで 寝るっていう発想になるのかが 私には 分からないわけ。」
恵里「容子さん いないんですよね。」
真理亜「徹夜で仕事してる すぐそばでね 気持良さそうに練られる事ほど 不愉快な事は ないわけ。 分かるかな?」
恵里「なるほどねぇ 分かる気がします。」
真理亜「だったらさ…。」
恵里「分かりました。」
真理亜「分かればいいのよ。」
恵里「私 つきあいますから。」
真理亜「は?」
恵里「ずっと 起きてますから。」
真理亜「いや そういうことじゃ なくてさ。」
恵里「なんか 手伝えること あります?」
真理亜「ありません 何も。」
恵里「そうですか。 じゃ 頑張って下さい。 私も 頑張って起きて 応援してますから。」
真理亜「応援ってね チョット…。(ため息)」
そして
真理亜「だと思った。 余りに予想どおりで 怒る気にも なりゃしない。 どうやったら こういうのが 出来上がるんだろ?」
恵里「ウフフ…。」
ブルウマウンテン
(ノック)
恵文「いないみたいねぇ。」
柴田と目が合う恵文
恵文「あっ! このお宅は お留守ですかね?」
柴田「さぁ。」
恵文「そうですかぁ このアパートの方で?」
柴田「ええ そうですけど…。」
恵文「じゃ これ…。 2階の古波蔵恵里と恵達の父です。 今後とも よろしくお願いします。」
柴田「え? 恵里ちゃんのお父様で?」
恵文「そうですけど。」
柴田「あの そうですかぁ。 こちらこそ よろしくお願いします。 お父様。」
恵文「あんた 何? 独身?」
柴田「はい 独身です。 ですから大丈夫。」
恵文「何がよ? じゃ 悪いけどね。」
柴田「はい 何でしょう?」
恵文「この線から こっちには 入らないようにね。」
柴田「いや そんな… それだと トイレに行けないっていうか…。」
恵文「ああ 容子さ~ん! あ~っ!」
容子「あ~ あ~…。」
コケる容子w
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