ダイニング
みづえ「コーヒー 飲もう?」
恵里「はい。」
みづえ「私 立ち聞きしちゃったの。」
恵里「え?」
みづえ「管理人が 一番してはいけない事。」
恵里「あ いえ。」
みづえ「あなたの言ってる事は 正しいと思うわ。 でも 人間は 正しい気持ちだけで 生きてる訳じゃ ないわよね。」
みづえ「島田さんが あのまま死にたかった という気持 私 分かる。 正しくは ないかも しれないわね。 でも 分かる。 難しいわね 人間って。」
恵里「はい。」
みづえ「飲まない?」
恵里「はい。 頂きます。」
みづえ「おいしい?」
恵里「はい。」
みづえ「よかったわ!」
屋上
恵里「文也君も 同じように思うよね? 思うよね 文也君。」
ひょっとすると この2人は 今 同じ思いを 胸に秘めているのかも しれないね
恵里「そうだよね 文也君。 うん… そうに決まってるさ。」