ゆがふ
兼城「え? 看護婦に?」
恵里「はい なるんです!」
兼城「そうねぇ 波乱万丈だね 恵里ちゃんも!」
恵里「でも 店長 心配しないで下さいね『ゆがふ』の仕事も 続けますから。」
兼城「大丈夫なの?」
恵里「任せて下さい。 キーワードは 笑顔です。」
兼城「は?」
恵里「大変な勉強 必要なんですよ。 見て下さい。 ホラ!」
兼城「どれどれ。 何か 難しそうだね?」
恵里「ええ 頑張らないと。」
兼城「しょうがないよね。 人に命を預かる仕事なのに 簡単に なられても困るさ。」
恵里「そうですよね。 うん そうですね!」
公園
恵里「あ… 島田さん!」
島田「ああ。 仕事 終わった?」
恵里「はい。 これ 今日 買ってきたんですよ。 大変な勉強ですよね。 根性を出さないと 合格できませんよね。 何て言っていいか分かりませんが やはり 島田さんのお陰です。 ありがとうございました。」
島田「恵里ちゃん。」
恵里「はい。」
島田「年寄りの意見 聞く気あるかい?」
恵里「もちろんですよ。 子供の頃から 何かあると 必ず おばぁに相談してました 私は。」
島田「そう。」
恵里「はい 何でしょう?」
島田「私は 反対だな。」
恵里「え?」
島田「恵里ちゃんが看護婦になるって事。 私は 反対だ。」
恵里「どうしてですか?」
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