容子さんは 部長へと出世して バリバリと働いていたのですが…
折からの不況で 会社は倒産。
それでも また 別の旅行代理店で頑張る 容子さんなのでした
皆 いろいろだねぇ
この人たちは4年たっても 相変わらずだねぇ。
あとは 恵達だけど 恵達には あとで 自分で シャベってもらう。
あ もう1人 忘れていたねぇ。 柴田さんは 特に変化なし。 以上
一風館
ダイニング
真理亜「あら。」
容子「あら。」
恵達「どうも。」
みづえ「でも あれねぇ。」
島田「え?」
容子「何?」
みづえ「久しぶりねぇ。 こうやって 全員 集まってるの。」
柴田「そういえば そうですよね。」
容子「そうだねぇ 恵里ちゃんいた時は よく 集まってたけど。」
真理亜「なんか… 嫌な予感がする。」
真理亜「『嫌な予感』?」
真理亜「よく分かんないんだけど なんか 良くない事が 起こる気がする。」
恵達「あのですね 皆さんに言うの 忘れてたんですけど…。」
容子「なあに。」
恵達「実は 今日ですね…。」
恵里「ただいま!」
恵里「あれ どうしたんですか? 皆さん。」
恵達「姉え姉えが 帰ってくるんです。」
真理亜「遅いわよ 言うのが…。 心の準備が 必要なんだからね。」
恵達「すみません。」
みづえ「お帰り。」
柴田「お帰りなさい。」
恵里「はい ただいまです。」
容子「恵里ちゃん それ…。」
恵里「あ これ? 似合うでしょ? ね。」
真理亜「それ着て 街 歩いてきたわけ?」
恵里「何 言ってるんですか 違います。 今 部屋に行って こっそり 着替えてきたんです。」
容子「あ そうなんだ…。」
恵里「はい。 恵達 部屋 散らかってる。 きれい好きな子だったのに。 どうしたの?」
恵達「うるさいよ。」
真理亜「何で?」
恵里「はい?」
真理亜「何で わざわざ 着替えてきたわけ? 聞きたくない気も するんだけど 久しぶりだから 一応…。」
恵里「いや だって…。」
真理亜「だって 何よ。」
恵里「ちゃんと 看護婦になりましたって いうのが 一目で分かると思って。 それに それに なんか こう 似合ってしまうっていうか 見事に 着こなしてしまっている 私を 見て頂くと 4年間の古波蔵恵里の成長ぶりも 一目瞭然かな なんて…。」
真理亜「また こういう暮らしが 始まるのか…。」
容子「でも 似合うわね 恵里ちゃん。」
恵里「そうですか! やっぱり 自分でも そう思うの。」
柴田「ホント 似合いますよ ねえ 島田さん。」
島田「ああ。」
みづえ「かわいいわよ。」
恵里「ありがとうございます。 でも なんか うれしいですよ。 私が帰ってくるからって こうやって 集まって頂いて なんか 感激でうよ。 恵達に電話しといて よかった。」
恵達「あ いや ハハハ。」
恵里「ん?」
真理亜「これだったか 嫌な予感は。」
恵里「何ですか?」
容子「あ ねぇねぇ。 こういうのは ないの? ほら ナースキャップっていうの?」
柴田「ああ そういえば そうですよね。」
恵里「容子さん。」
容子「ん?」