グアテマラ
真理亜「分かってるけどさぁ 思いつかないんだもんさぁ。 さんざん 私で もうけながら 何? それ。 え? …分かったわよ 考えるわよ っていうか 考えてるわよ。」
真理亜「え? 今すぐ? 何でもいいって。 え… そんなこと言ったって…。 チョット 待って…。 そうか! 何で 私は忘れてたんだ。 いい? あらすじを言うわよ。」
真理亜「それは ある南の島でのことよ。 その島で民宿を営む 少女の所へ 都会から ある親子がやってくる訳 お母さんと男の子が2人 兄弟ね。」
真理亜「それで いろいろあって やがて 帰っていく訳だけど その弟の方と『将来 必ず 結婚しようね』って 約束するの。 その少女は 大人になっても ず~っと その約束を信じて 都会に出てくる。 そして 運命の再会…。」
真理亜「あ チョット待って。 アイツ 話してると必ず現れるの。 え? アイツって? うん まあね。」
(ノック)
真理亜「あ!」
恵里「真理亜さ~ん!」
ドアを開ける
真理亜「あ!」
恵里「どうも。」
ハナ「こんにちは。」
真理亜「どうも。」
恵里「真理亜さん 私の おばぁです。」
ハナ「あなたが 真理亜さんかね。」
真理亜「どうも。」
ハナ「これ おばぁの手作りです。 食べてね。 はい。」
真理亜「どうもありがとう。」
ハナ「じゃ チョット お邪魔しようかね。」
恵里「そうだね。 お邪魔しま~す。」
真理亜「え?!(時既に遅しw)」
ハナ「すてきな部屋だねぇ。」
恵里「でしょう? 私 この部屋 大好きさ。 お金ためてさ 真理亜さんの 部屋みたいにすのが 私の夢…。」
真理亜「ハハハ。」
ハナ「これが その 何とか小説かね?」
真理亜「あ チョット!」
ハナ「真っ白だね。」
恵里「あら まだ スランプですか? しっかりして下さい。 真理亜さん。」
真理亜「うるさい! …あ です。」
そこへノックすらしないで登場する容子w
容子「ヤダ おばぁ!」
ハナ「あら 容子さん。」
容子「あ久しぶりです~。」
恵里「あ そっか 会った事あるんだ…。」
容子「そうよ。 ヤダ もう どうしたんですか?」
真理亜「あの… うるさい…。」
ハナ「ん?」
恵里「何?」
ハナ「鳴るよ。」
恵里「電話?」
(電話の呼び鈴)
真理亜「え~?」
恵里「出ないんですか?」
容子「そうよ 出ないの?」
真理亜「あ? 出るわよ。 もしもし? …え? 続き? チョット 待って。」
スタジオ
一同「おはようございます。」
我那覇 猛「はい おはよう。 痛っ!」
バンド仲間1「我那覇さん 忙しいところ ホントに ありがとうございます。」
我那覇 猛「俺 結構 新人みるの 好きだからな。 あ そうだ きみ… 沖縄って言ってたよね。」
恵達「はい そうです。」
我那覇 猛「今日さ ひどい目に遭ってさ。 仕事で 那覇から 戻ってきたけど 飛行機の中で隣に座った おばぁ が強力でさ もう すごいんだよ 飛行機 乗ってる間中 説教さらっぱなしさ。」
恵達「沖縄のおばぁは すごいですから。」
我那覇 猛「だよな。 おまけに 荷物渡され 『おばぁ ここまで送りなさい』と メモも渡されて もう 参ったさぁ。」
恵達「それは 大変でしたねぇ。」
我那覇 猛「あ 悪い悪い。 早速 聴かせてもらおうかな。」
バンド仲間「はい!」
我那覇 猛「OK!」