恵里「おばぁに『初恋は 実らなくてもいい』って 言われて…。 でも 今のままじゃ 私にとって『文也君との思い出が どんどん つまらないものになってしまうよ』って そう言われて そうかなって… ずっと もういいって…。」
恵里「文也君の困る顔 私 見るの 悲しいし…。 小浜の思い出が つらい思い出になるのは 私 嫌で…。 大切だから… 私の大切な思い出だから。 それに… このままじゃ 私 ダメで なんか もう 全然 ダメで…。」
恵里「だから… 聞いてだけもらいたくて 文也君に。 私… 好きです。 文也君のことが… 大好きです。」
恵里「あ ごめん ごめんね 文也君。 やっぱり 迷惑だよね 急に こんなこと 言われて… ごめんね ホントに ごめんなさい。」
文也「いや そんな… 迷惑なんて そんな…。」
恵里「あ じゃ…。 ホントに ごめんなさい。」
恵里「(すすり泣き)」
休憩所
奈々子「(泣き声)」
祥子「大丈夫かな 恵里。」
聡子「どうなるんだろうね。」
奈々子「そういえば…。」
祥子「え?」
奈々子「なんか 最近見たな スーパーボール。 どっかで どこだったかな (泣き声)見たもん…。」