こはぐら壮
恵里「真理亜さん よく似合いますね。」
真理亜「え? あ そう?」
恵里「はい…。」
真理亜「あんたも 似合うわよ。」
恵里「そうですか。」
真理亜「なんかさ 夏祭りに来た 子供みたいで。」
恵里「何ですか? それ。」
真理亜「フフン。」
恵里「フフフフ。」
真理亜「でも あれだね 少し 分かった気がする。」
恵里「え? 何がです?」
真理亜「こういうとこで育つと あんたみたいのが 出来上がるんだろうね。」
恵里「どういう意味ですか? それ。」
真理亜「どういうって 言葉どおりだけど。」
恵里「ありがとうございます。」
真理亜「褒めてないわよ 別に。」
恵里「そっか…。」
真理亜「けなしてもいないけどさ。」
恵里「ん?」
真理亜「どうなの? 少しは 楽になった?」
恵里「はい…。 もう 全然 大丈夫です。」
真理亜「うそつけ。」
恵里「はい すみません。 あ そうだ! さっき これ もらってきたんですけど やりましょう。」
真理亜「は? そんな花火なんて…。 ガキじゃないんだからさ。」
恵里「え? やらないですか? そうですか…。」
真理亜「やらないなんて 言ってないわよ。 私 これ。」
恵里「あ ズル~!」
真理亜「これは 1個しかないの。 もう ないわよ。」
花火を楽しむ2人
恵里「うわぁ~ きれい! 真理亜さん…。」
さあ 明日は ここ小浜島で 大変なことが起きるよ~。 おばぁも びっくりさぁ。 見逃したら 大変だからねぇ。 皆 見ようねぇ
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