真理亜「ふ~ん。 キジムナーね…。」
恵里「はい 信じます?」
真理亜「そんな訳ないでしょう?」
恵里「そうですか? メルヘンなのに。」
真理亜「ふん。 でも あれだね。」
恵里「え?」
真理亜「泣かないね あんた もっと ベソベソするかと思ったけど。 ま いいけど… さ 次 行こうか。」
恵里「はい。」
真理亜の後ろを通り過ぎていくキジムナー(?)
真理亜「は?!」
恵里「どうかしました?」
真理亜「うわ! 何でもないわよ。」
和也の木
恵里「ああ 大きくなってる。」
真理亜「うわ~… すごいとこだね。」
恵里「島で 一番いい場所なんですよ そこに 植えたんです。」
真理亜「そうなんだ…。」
恵里「和也君…。 約束… 守れなかったさぁ。」
真理亜「泣かないわけないか…。」
恵里は 和也君に 報告しました。
東京にへ行ってからのこと 看護婦さんに なったこと それは 和也君の お陰だということ 文也君も 医者として 頑張っていること
そして 和也君との約束は 果たせなかったこと でも それは 誰のせいでもない 文也君が悪い訳でも ないのだということ 自分の心に中の気持を 全部 報告しました