あらすじ
支配人の花村(國村隼)に“ダメ出し”をされ、糸子(尾野真千子)は斬新なデパートの制服を考えようと悩む。しかし八重子(田丸麻紀)は変わった服ではなく、「よい所に連れていってもらえそうな服」を考えるよう、アドバイスする。善作(小林薫)からは、現物を作って店に行くように言われ、糸子は2日徹夜して縫い上げる。作った制服は、家族には好評で善作は持って行くより糸子が着て行ったほうが、話が早くて面白いと言う。
26回ネタバレ
心斎橋百貨店
入口
糸子「あかんとこ 直しますさかい。」
花村「ええかげんにしなはれ! ようは 普通なんや。」
小原家
小原呉服店
♬~(ラジオ『きよしこのよる』)
八重子「こんにちは~!」
静子「八重子さん。」
清子「こんにちは~!」
八重子「糸ちゃん 帰ってきた?」
子供部屋
八重子「あかんかった?」
糸子「けど 一回 断られたくらいで 諦めへんで うちは。 まだ 他に決まった訳 ちゃうねん。」
何回でも 持ってちゃる。」
八重子「『MOGUE』へえ『婦人画誌』も? 買うてきたん?」
糸子「帰りに 心斎橋でな。 そやけど 何も参考に なれへんかったわ。」
八重子「そうけえ。」
糸子「なあ。 これ どない? ワンピースやねんけど 袖が振り袖になってんねん。」
八重子「そらまた 何で?」
糸子「普通やって言われたよって どっか変わってた方が ええんかなあ思て。」
八重子「振り袖なあ。」
糸子「はあ~! ああ どないしよう! はよ持っていかな 他に 先 越されてまう! あ~! けど 考えれば考えるほど 分からんように なってきてしもて。」
八重子「そない びっくりするぐらい 変わってんで ええんとちゃうん。」
糸子「う~ん?」
八重子「だって 百貨店の店員さんが そんな びっくりするぐらい 変わってる服 着てたら 安心して買い物できへんわ。」
糸子「支配人は 制服は 百貨店の顔やて 言うちゃったわ。 そら 顔て考えたら あんまし 変わっちゃっても まずいかもしれへんなあ。」
八重子「百貨店ちゅうたら やっぱり いろんな格好の客さんが いてるやろ?」
糸子「うん。」
八重子「その中で こう ぱっと目について この人に案内してもろたら うれしいなとか この人から買いたいなとか 何か そういう顔 そういう服 ちゅうんが あるんとちゃうんかな。」
糸子「うん。」
<そういえば うち 昨日 店員さんの事 ずっと見ちゃったけど 正直 そないええとこに 連れてってもらえそうな 気は せえへんかった そやけど あれが もっと うれしなるような ええとこに 連れてってもらえさおうな後ろ姿>
糸子「そうや!」
<どないしたら気に入られる やろうて考えてたから しんどかったんです うちが うれしなる服を描こう。 見てるだけで楽しなって 話しかけたなる ついていきたなる そんな服を描こう>