連続テレビ小説「ちゅらさん」152話「命(ぬち)どぅ宝」ネタバレ

北栄総合病院
病室

恵理「文也君…。」

文也「恵理。 ふざけるな! 何でだよ。 子供の時 おばぁに 小浜で言われた事 忘れたのかよ。『命(ぬち)どぅ宝』… 命が一番大切だろ? そうだろ? そう思って 生きてきたのでは ないのか?」

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文也「だったら どうして 自分の命を 大切にしないんだよ 何でだよ!」

恵理「ごめんなさい。 ごめんね 文也君。 ごめんなさい。」

文也「もうやめてくれよ 俺 嫌だからさ。 恵理 いなくなるの 嫌だからさ。 今度やったら 恵理とは 一緒に いないからね。」

恵理「ヤダ!」

文也「バ~カ!」

恵理「あ!」

文也「また なくしそうに なっただろ? どうしようかなぁ。」

恵理「いじわる。」

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文也「和也だよ 和也が 持っていてくれた。」

(ノック)

恵文「あ…。」

勝子「あ…。」

恵理「あ 和也。」

和也「お母さん!」

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勝子「和也は偉かったよ。 自分の力で 知らない大人の いっぱいいる 家に 助けを呼びにいってね 偉かったんだよ。」

静子「そう 偉かった。」

恵文「さすがさ 和也は。 やっぱり お父さんの孫だけある。」

ハナ「何がよ?」

恵文「『何が』って おばぁはもう!」

恵理「そう ありがとう 和也。 ありがとうね。」

文也「じゃあ 僕は失礼します。 恵理…。」

恵理「うん。」

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そう まだ恵理の病気は 治った訳ではないさ。 これからが大変だよね

和也「キジムナーが 助けてくれたんだよ。」

恵理「キジムナー?」

和也「うん。」

恵理「へえ そっかぁ。」

恵文「でも恵理 もう勘弁してちょうだい 心配かけすぎさ 恵理は。」

静子「そうよね。」

勝子「そうだよね。 元気になったら たっぷり 怒らないとね。」

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恵理「さっき 文也君に 思い切り怒られたさ。」

勝子「当たり前さ。」

恵理「すみません。」

恵文「お父さん 寿命が 縮まってしまったさ。」

ハナ「おばぁは縮まらなかった 全然。」

恵文「あ?」

(笑い声)

祥子「失礼します。 恵理。」

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奈々子「まったく!」

恵理「すみません。」

祥子「本当だよ もう!」

恵理「婦長 すみません。」

秀美「世話がやけるわ あんたは。」

恵理「すみません。」

勝子「申し訳ありません。」

恵文「本当に すみませんね。」

静子「申し訳ありませんでした。」

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秀美「そんなに頭下げられても困ります。 こちらこそ 本当に すみません。」

祥子「恵理!」

恵理「ん?」

祥子「ごめんね 一風館の皆と約束した。」

恵理「え? 何を?」

頭を小突く祥子

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恵理「ん?」

祥子「ごめんね 約束だから?」

恵理「は?」

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