連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第87話「1984-1992」【第18週】

あらすじ

ノストラダムスの大予言を信じるひなた(川栄李奈)は、人類が滅亡するその瞬間まで五十嵐(本郷奏多)と一緒にいたいと願います。ひなたの弟の桃太郎(青木柚)もまた、教師と生徒の関係になってもなお、小夜子(新川優愛)を一途に思い続けています。そんな中、ひなたは上司の榊原(平埜生成)の指示で、映画村の来場者数を増やす案を考えることに。五十嵐ら大部屋俳優たちの仕事を増やすため、企画を練るひなたでしたが…。

87話ネタバレ

大月家

居間

♬~(テレビ)

『ノストラダムスの大予言。 1999年7の月。 空から恐怖の大王が降ってくる』。

錠一郎「いよいよ迫ってきたなあ。 あと何年や?」

桃太郎「7年。」

ひなた「7年…。」

(竜の咆哮)

(悲鳴)

ひなた「いよいよなのね。 人類は滅亡するのね。」

五十嵐「ひなた。」

ひなた「文ちゃん…。 短い結婚生活だったけど 幸せだった。」

五十嵐「俺だって ひなたと暮らせて 幸せだった。」

ひなた「文ちゃん。」

五十嵐「ひなた。」

ひなた「文…。」

テレビ『人類滅亡の日は 刻一刻と近づいている』。

別日

錠一郎「何や 映り悪いなあ。」

♬~(テレビ)

錠一郎「おっ。 ありがとう。」

俳優会館

休憩所

榊原「何か企画考えた? 大月さん。 大月さん?」

ひなた「意味あるんやろか。」

榊原「えっ?」

ひなた「映画村の来場者数を増やしたところで。 だって 榊原さん。 7年後に 地球は滅亡するんですよ?」

榊原「えっ?」

ひなた「ノストラダムスの大予言です。」

榊原「たとえ7年後に 地球が滅亡するとしても 僕は今 映画村の来場者数を増やしたい。 最後まで映画村のため 撮影所のために 働きたい。 その仕事の最中に 三つ首の竜に襲われても 本望や。」

すみれ「また 榊原が 生真面目なこと言ってる。」

榊原「すみれさん おはようございます。」

すみれ「おはよう。」

一恵「おはようございます。」

ひなた「おはようございます。」

ひなた「2人一緒いうことは 『水無月ぼたん』の撮影?」

一恵「そう。」

すみれ「一恵。 お茶いれて。」

一恵「自分でいれてください。 茶道家なんやから。」

すみれ「嫌よ。 さんざん撮影で 人にお茶出してんだから。」

一恵「もう… わがままやなあ。」

すみれ「何? 映画村の来場者数が減ってきてるわけ?」

榊原「ええ まあ…。」

すみれ「まあ 私が テレビで『ぼたん』シリーズで 忙しくなっちゃって ステージに出られなくなったからね。」

榊原「それはいいんです。 すみれさんの仕事が順調やったら それで。」

すみれ「あら。 ありがとう。」

榊原「ただ… 大部屋の俳優さんらも 仕事が減って困ったはる。 僕は みんなに 仕事の機会を与えたいんや。」

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