連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第86話「1984-1992」【第18週】

あらすじ

ひなた(川栄李奈)と五十嵐(本郷奏多)は、完成した映画「妖術七変化!隠れ里の決闘」を一緒に観に出かけます。大月家に帰ってきてもなお興奮冷めやらぬ様子の二人を、るい(深津絵里)や錠一郎(オダギリジョー)は微笑ましく眺めるのでした。それから7年の時が流れて、1992年。ひなたの弟の桃太郎(青木柚)は高校に入学し、ひなたは27歳になりました。時代劇や映画村を取り巻く環境は大きく変化していて…。

86話ネタバレ

大月家

居間

テレビ『去年 決勝で敗れたPL学園。 今年は サヨナラのチャンス。 ツースリーから…』。

(打撃音)

錠一郎「おっ。」

テレビ『センターも抜けていった! ランナーは 三塁を回りました。 ホームに向かった! サヨナラゲーム!』。

錠一郎「おおっ!」

桃太郎「やった~!」

テレビ『PL得意のサヨナラゲーム!』。

桃太郎「PL サヨナラや!」

錠一郎「PL すごいなあ。」

小夜子「よかったね 桃ちゃん。」

桃太郎「小夜ちゃん!」

小夜子「おじさん。 こんにちは。」

錠一郎「いらっしゃい。」

小夜子「ひなちゃん いてますか?」

錠一郎「あ~ 今日は出かけてるわ。」

小夜子「あ…。」

映画館

ひなた「文ちゃん 早う 早う! ここ空いてる ここ。」

五十嵐「うるさいな。 大声出すな。」

ひなた「お客さん ぎょうさん いてはる。」

(開演のブザー)

高山『お侍様 どうかお助けください。 この里は 妖術使いに操られているんです』。

ひなた「(小声で)あっ もうすぐや。 もうすぐ。 もうすぐ。」

五十嵐「シ~ッ!」

高山『伊織様。 ああっ!』

五十嵐『おふね…。 ここは危うい。 逃げよう。』

高山『はい!』

五十嵐『左近様? 何故 ここに? ぐあっ!』

高山『キャ~!』

五十嵐『はあ はあ はあ… 左近様… あなたは…。』

『フフフフフフッ…。 フフフフフフッ… ア~ハッハッハッハッハッ! アッハッハッハッ!』

剣之介『暗闇でしか 見えぬものがある。 暗闇でしか 聴こえぬ歌がある。 黍之丞…。 見参!』

『ハッ 現れたな。』

『うりゃ~! あ~! 黍之丞! 覚悟! てやっ! はっ! お~! たあっ!』。

『お~らっ! ア~ハッ! がっ! はあっ! ふっ はっ! う~ はっ。 うりゃ~!』

剣之介『えいっ!』

『あ…。 あ~… やあ~!』

剣之介『梨棗 黍に粟つぎ 延う葛の 後も逢わんと 葵花咲く』。

高山『黍様…』。

五十嵐「はあ…!」

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