連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第87話「1984-1992」【第18週】

受付

『キャ~!』

榊原「盛り上がってるみたいやな。」

ひなた「はい。 いらっしゃいませ。」

榊原「いらっしゃいませ。」

お化け屋敷

「大丈夫。 怖ないよ。」

「キャッ! あっ! あっ!」

「大丈夫やって。 もう 怖がりやなあ。」

「怖い…。 あっ! あ~!」

「アハッ そういうところも かわいいなあ。」

「帰ろう…!」

「お疲れさまでした。」

「お疲れっした。」

「キャ~ キャ~ 帰ろう言うて。」

「ハハッ 今日は充実や。」

俳優会館
休憩所

ひなた「お疲れさまでした。」

「はい。」

ひなた「ご苦労さまでした。」

「ありがとう。 おおきに おおきに。」

ひなた「岸さん。 お疲れさまです。」

岸「お疲れさん。」

ひなた「ここにサインしてください。 ご苦労さまでした。」

岸「ありがとな。」

ひなた「お疲れさま。 お客さん 楽しんでたな。」

五十嵐「楽しんでた?」

ひなた「うん。」

五十嵐「こんなことで楽しませたって しかたないだろ。 俺は俳優だぞ。」

ひなた「ああ… 文ちゃん。 榊原さんも 轟監督も 大部屋さんらが 仕事にあぶれへんようにいうて 頑張って この企画通してくれたんやで。」

五十嵐「分かってるよ。」

ひなた「文ちゃん 知ってる? あと7年で 地球は滅亡するんやで。 空から 恐怖の大王が降ってくる。 三つ首の竜が襲ってくるんやで。」

五十嵐「ノストラダムス? そんなの信じてるのか?」

ひなた「いや 分からへんやんか。 あと7年で地球が滅亡するんやったら 私…。 一秒でも長く 文ちゃんと一緒にいたい。 文ちゃんと暮らしたい。 文ちゃんは?」

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