連続テレビ小説「あまちゃん」102回「おら、悲しみがとまらねぇ」

まごころ第2女子寮

アキ「なすて?」

天野家

春子「『なすて?』って 分かんないけど ここで帰ってきたら後悔する。」

まごころ第2女子寮

電話・アキ『おら 後悔なんかしねえ。」

春子「あんたがしなくても 私がする。」

まごころ第2女子寮

アキ「ママ。」

電話・春子『だから反対したんだよ。』

天野家

春子「反対したじゃん ママ。『甘くないよ』って。」

まごころ第2女子寮

アキ「分かってるよ。」

電話・春子『自身あったんでしょ いけると思ったんでしょ? だったら中途半端なところで 諦めちゃ駄目じゃん!」

回想

春子「そんなの分かってるよ。」

夏「いいや 分かってねえ。 おめえさん 大騒ぎして 周りさ迷惑かけて 出てったんだ。 おらや 海女クラブや 漁協や 観光協会や 北鉄や みんなの善意 踏みにじって つば吐いて出てったんだぞ!」

春子「あんたが 突き放したからだべ!」

回想終了

天野家

春子「今 帰ってきたら ママと一緒だよ。 腫れ物扱いだよ。 雑に慰められて 陰で噂されて。 ジロジロ見られて それでいいの?」

まごころ第2女子寮

アキ「…やんだ。」

天野家

春子「消したい過去を 引きずって 生きるって しんどいんだよ! あんた それでもいいの?」

まごころ第2女子寮

アキ「やんだ!」

天野家

春子「アイドルになるんじゃなかったの!?」

春子「もしもし? もしもし! もしもし!」

夏「うるせえな 何時だと思ってんだ。」

春子「ごめん。」

夏「どした。 春子。」

春子「ううん 何でもない。」

回想

夏「アイドルさなるっていうがら 親子の縁切ったんだぞ。 娘でもねえ アイドルでもねえ。 おめえ どこの誰だ?」

春子「もういい。」

電話・夏『たかが5年で気が済むなら 最初から行くな。 何だ? 役場さ勤めて見合いだ? この 恥知らず!』

夏「一人じゃ寂しいって? のぼせんな バカこの! おめえなんぞ とっくに 親でもなければ子でもねえ。」

電話・夏『町で会っても知らんぷりだ…。』

春子「もうたくさん!」

喫茶・リアス

吉田「春子さん。 春子さん。」

大吉「春子!」

春子「え?」

大吉「何してんだ?」

春子「コップ磨いてんのよ。」

大吉「いや コップじゃねえべ よく見ろ。」

(コップを磨く音)

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