連続テレビ小説「あまちゃん」112回「おらのハート、再点火」

喫茶・リアス

テレビ・アキ『う~ん 自転車ないから 今日は この壺でいいや!』。

テレビ・さかなクン『ギョギョいいの?』。

ユイ「受ける。 これアキちゃんのキャラに ピッタリだよね。」

夏「ヘヘヘ!」

テレビ・アキ『本当に要らない壺か おじいちゃんに聞いてみよう』。

テレビ・さかなクン『うん』。

テレビ・アキ『おじいちゃん この壺 壊してもいいかな?』。

テレビ・おじいちゃん『うん 壊してよいぞ』。」

テレビ・アキ『ありがとう』。

弥生「うわ~ 疲れた 麦茶けろ!」」

かつ枝「おらも~!」

夏「勝手に飲め ほれ。 ユイちゃん 今度おらと 東京さ行がねえか?」

ユイ「え?」

夏「お盆休みによ 2人して 東京さ遊びに行くべ。」

かつ枝「じぇじぇ! 本気か? 夏ばっぱ。」

夏「んだ! 7月には いっぺえ稼いだし『ちょっくら 羽伸ばしてえなあ』と思ってさあ。」

弥生「んでも 夏ばっぱ 東京さなど 行った事ねえべ?」

夏「だから ユイちゃんに ガイドしてもらうべって。」

ユイ「いいけど 私も行った事ないよ。」

一同「じぇじぇ!」

勉「修学旅行は?」

ユイ「けがして行けなかった。 お風呂で転んで 骨折したの。」

花巻「ジャイアント馬場だな。」

ユイ「え?」

吉田「アレ? ご存じない? ジャイアント馬場って 風呂場でけがして 巨人から プロレスに転向したんです。」

栗原「プロレスできんなら プロ野球も できそうなもんですけどね。」

吉田「なあ。」

花巻「ま 分かる奴だけ 別ればいい。」

美寿々「それにしたって 夏ばっぱ。 どういう心境の変化だ?」

夏「何にも。 春子とは今まで 絶縁状態だったから 行く気がしねがったがら。 今は アキもいるし。」

大吉「んだら 俺が行くべ!」

夏「いやいや いやいや! それには及ばねえよ 駅長さん。」

大吉「気にすんな 疲れたら 俺が おんぶしてやっからよ。」

栗原「空気を読めよ。」

大吉「え?」

栗原「空気を読めよ。」

<そうです これは夏ばっぱの 粋な計らいだったのです。 東京さ憧れてだユイちゃんと サラっと連れ出すための>

(テレビ・壺の割れる音)

大吉「見ろ! 壺が粉々になったど!」

テレビ・アキ『よ~し じゃあ お待ちかね 逆回転だ!』。

テレビ・アキ『じぇじぇじぇ!』。

テレビ・さかなクン『ギョギョギョ!』。

純喫茶・アイドル

甲斐「え? ええ~?」

アキ「じぇじぇじぇ! 夏ばっぱと ユイちゃんが?」

北三陸駅

ユイ「そう 東京行くって。 お兄ちゃんも1週間くらいなら お父さんと2人でも 大丈夫だって。」

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