連続テレビ小説「あまちゃん」129回「おらとママの潮騒のメモリー」

北三陸駅

春子「絶対 駄目よ! 落ち目のアイドルと抱き合わせなんか 絶対 駄目!」

東京EDOシアター

水口「いや… でも 社長。 太巻さんプロデュースって事は…。」

電話・春子『巻かれない。』

北三陸駅

春子「あんなダンサー崩れの踊りヤクザに うちの娘は死んでも巻かれない! 大体さ フィーチャリングとか… andとかさ withとかさ retutnsとかさ 余計なもんで おなかいっぱいにするようなさ ラーメンライス的な発想? その安物根性が気に入らないのよ。」

東京EDOシアター

河島「もういいぜ 水口。」

北三陸駅

春子「…っていうか 水口さ あんた どっちの味方よ。」

東京EDOシアター

荒巻「お電話代わりました 踊りヤクザです。」

北三陸駅

電話・荒巻『そちらさんの言い分は よう分かりました。』

東京EDOシアター

荒巻「そやけどね こっちも ボランティアちゃいまんねん。 年頃の娘さん 40~50人から預かって 商売してまんねん。 お宅のお嬢ちゃんが なんぼになるか。」

北三陸駅

電話・荒巻『もう一遍 よ~う考えてみますわ。 ほなな。』

(携帯が切れる音)

春子「ちょっと もしもし! あの野郎…。」

ユイ「どうも。」

春子「どうも。 いつから?」

ユイ「うん? ラーメンライスくらいから。」

春子「やだ もう… 恥ずかしい。」

ユイ「いやいや かっこよかったっすよ。」

春子「え~?」

ユイ「まっ ちょっと過保護って 思ったけど。 でも ママに守られて 彼氏にも守られて アキちゃん羨ましい。」

春子「ユイちゃん?」

ユイ「うちは 1回捨てられたから おかげで強くなれたけど…。 アキちゃん ずっと守られてるのに 強いもんね。 多分 春子さんの かわいがり方が 荒っぽいからだよ きっと。」

春子「…彼氏?」

ユイ「え?」

春子「ごめん 聞き流そうとしたけど 気になり過ぎて そのあとの話 全然 耳に入ってこなかった。 ねえ 何 彼氏って。」

ユイ「やばっ!」

逃げるユイ

春子「もう遅い もう遅い! もう遅い もう遅い!」

ユイ「いやいや いやいや…。」

春子「何 何 何? アキ 何 彼氏いるの? 彼氏いるの!? 誰!? ねえ 誰 誰!?」

ユイ「痛い 春子さん 荒っぽい!」

春子「ねえ もしかして 板前?」

ユイ「…板前? あっ! 板前 板前。」

春子「冗談じゃない! 契約違反! 重大なペナルティーよ これ! ちょっと 水口 水口 水口 水口! 水口 水口! 留守電 留守電…。 留守電!」

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