連続テレビ小説「あまちゃん」13回「おら、友だちができた!」

漁協

アキ「ただいま!」

かつ枝「えっ!?」

美寿々「早がったな1」

弥生「早すぎっぺ。」

アキ「何か ママが急に 東京行がねえって こっちで暮らすって 言いだしたんだ!」

安部「春ちゃんが!?」

かつ枝「まあ 何だか よく分かんねえけど いがったな!」

アキ「うん! アハハハッ。」

天野家

大吉「春ちゃん。 春ちゃん。 春ちゃ~ん! 荷物だけ 宮古さ行って 帰ってきたど…。」

夏「や~がましいなあ。 灯台の方さ行った。 ああ! 今 ナーバスになってっから そっとしとけ。」

大吉「ナ… ナーバス?」

夏「ニヤニヤして…。」

大吉「いや だって こっちで暮らすんだべ?」

夏「娘のためでなく 自分のためだってよ。」

大吉「春ちゃん…。」

灯台

春子「そんなに いいもんじゃないよ…。」

道中

ユイ「そっか…。」

アキ「そうなの。 こっちで暮らす事になったの。」

ユイ「じゃあ 東京 遊びに行けなくなっちゃったね。」

アキ「あっ そっか。 ごめん。」

ユイ「ううん 平気。 ユイの方が アキちゃんより 東京の事 詳しいみたいだし。」

アキ「ごめん。 フフフッ。 あっ そうだ! これ。 お兄ちゃんさ返してけろ。」

ユイ「何これ?」

アキ「西新宿のカレー屋のサービス券。 もらったんだけど使わないから。」

ユイ「お兄ちゃんが? アキちゃんに?」

アキ「んだ。」

回想

ヒロシ「これ 西新宿の カレー屋のサービス券。 あと1枚あれば カレー1杯 タダで食えっから。」

回想終了

ユイ「何で?」

アキ「分がんねえ。」

ユイ「アハハハ…。 でも いいの? 学校の友達とか。」

アキ「いないから 平気。」

ユイ「えっ?」

アキ「友達も彼氏も 好きな人もいない。 悩みを打ち明ける 相手もいない。 こう見えで 東京だと 全然キャラ違うんだ。」

ユイ「私も そうだよ。」

アキ「え?」

ユイ「仲いい子は いるけど… 友達じゃないっていうか。 みんな そうなんじゃない?」

アキ「そっか…。 そんなもんか。」

ユイ「そんなもんだよ。」

アキ「じゃあ この町好き?」

ユイ「好きとか嫌いとか 考えた事ない。 海も自然も いいなって思った事はあるけど あんまり見ないようにしてる。 卒業するまでだからね。」

アキ「ふ~ん…。」

ユイ「ねえ 高校どうするの?」

アキ「あっ まだ 考えてないけど…。」

ユイ「ホント!? 北高にしなよ! ユイの高校。 一緒に通えるし…。 ねっ? そうしよ。」

アキ「うん。」

北鉄

<9月になって アキは北三陸高に 転入手続きをしました>

(発車のベル)

ユイ「似合うじゃん。」

アキ「え~ そうがなあ?」

ユイ「自転車は?」

アキ「大吉っつぁんが買ってくれたんだ。」

<高校は北鉄の終点から 更に 5kmほど離れているので 生徒の多くは 駅に自転車を止めています>

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